Truth Diary

涌谷の産金と平泉文化

 昨日涌谷町で涌谷藩志会主催の記念講演会があり、家人が涌谷町出身という事もあり同じ中学校出身の東北大学名誉教授入間田宣夫先生が郷土の昔について話されるというので講演を聞きに行ってきた。
 城山の桜が丁度満開状態、生憎の花曇りだったが今までで一番の綺麗な桜だった。
 内容は産金の作業について詳しく更にその採取した金を一両年貢として納めていたという。一両は4人で一年暮らせるほどの金額だったという。その昔当地方はゴールドラッシュにわいたというその金は東大寺の仏像の鍍金に献上され時の聖武天皇はその喜びから元号を天平感宝に改元されたという。
 また伊達涌谷城主の祖先は平泉から南下し宮城の高清水を経由して涌谷に至り現在見龍寺が墓所となっている事などについて講演があった。入間田先生の中学時代の恩師や同級生から花束が贈呈されいずれも元気な姿に同年代として安堵した。
 80歳を超える生徒の先生だから90はとうに超えておられるだろうが凛然としたお姿に我々も倣わなければと感じた。菜の花がきれいな江合川土手を通って帰路についた。

城山公園の桜

講演される入間田先生

江合川土手から見る桜並木

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