庭の次郎柿(平たく大きな種なし甘柿の種、愛知県辺りで生産される)が例年になく木一杯に実を付け実りの秋を感じさせる。
昨年は10個ほどしかならなかったが今年はその4、5倍はあろうかと思われるほど多く生った。昔から不作の翌年は豊作と言われるが諺通りだ。
宮城県北に位置するここ泉区では珍しい甘柿、近隣の柿は殆ど甘くならない種なのでりこうと言われるカラスも渋柿だと思って食いに来ない。
しかしそのうち少し味見して甘柿だと分かると啄みにくるので用心するにこした事は無い。
まだ熟しきれていないので少し硬いが渋みは無く食むとカリカリと歯ざわりよくあっさりした甘さが若い果物らしく爽やかだ。あと半月もすれば熟れてしっとりとした食感に甘さが加わり柿の醍醐味が味わえる。
同じ庭にはツワブキとシュウメイギクが盛と咲いて、可憐な小菊も咲き始めた。冬の準備を始めざるを得まい。
ツワブキの黄色い花とツヤのある葉手前は斑入り