今朝、町内会の一斉清掃で、何時も釣りの雑誌を届けてくれる元同僚で、現在仙台市議会副議長さんにお会いして、仙台市歴史民俗資料館で「釣りの文化と技術」特別展が開催されていると知らされ釣り好きの私は早速行ってみた。
釣りの道具の時代による移り変わりや、仙台竿として伝統的工芸品としてまで高められた竹竿作りの技術は、単に道具としての域を超えており素晴らしい匠の技だ。
また、興味深いのは釣り人からアユを買い上げていた河原町の店の鮎通帳(記録簿)で一人で200匹も売って収入を得ていた釣り人がいたという。今では考えられない数だ、昔は(明治時代)たくさんの天然アユが広瀬川を遡上したのだろう、そうしたアユは高級な料亭に引き取られ、金持ち通人(つうじん)などに供されたのだろう。
私も今では実用にならない、古い工芸品クラスの竿や玉網などの道具を所有しているがまさに川で使うより博物館所蔵がふさわしいと感じた。道具は眺めるものでなく川で使うものだと釣り仇に言われそう。
仙台竿の銘品の数々
フナ釣り用の竿、殿様が使ったのではないかと思われるような芸術品だ。