Truth Diary

柳の下を求め

 昨年の連休時に以前から通っていた渓流釣り場で型の良いイワナを釣ったので今年もとばかり出かけてみた。
 今年は雪解けが早かったみたいで何時も釣れるポイントまではだいぶんクマザサと灌木の藪こぎしながら向かう、流れは雪解け水でもだいぶん澄んでおり水量もあまり多くないのでいつもより少し遅れたかなと感じた。
 その思いは当たったようで居ればすぐに食いつくイワナが反応しない。数日前先に来た釣り人に釣られたようだ。
 暫くねばってようやくこぶりのイワナを2尾釣り上げた。まだ腹が黄色く冬季間のサビ(腹部に黒く残るモノ)が抜けていない魚体だ水温があがり餌を十分とれるようになると腹は真っ白になる。
 緑の中の流れは静かで小鳥のさえずりだけ、皐月晴れに映える新緑の木漏れ日、日陰の処どころに残雪が残りそこを通る風は汗をかいた肌にひんやりと気持ちいい。
 藪から道路に出た処で熟年夫婦らしきライダーに出遭った、人生をさまざま巡って来ただろう二人派手なライダ服で新緑の中を颯爽と駆け抜けるツーリングは微笑ましく素敵だ。
 幾組もの若者のバイクツーリング集団は轟音をたててかけ抜けて行く、その若さとパワーが羨ましく感じる歳になった。新緑の渓流の醍醐味を十二分味わい雪解けのフキノトウを採取して家路に就く。

 フキノトウは「バッケ味噌」にしてイワナは骨酒にして夕食にいただいたまさに山の恵みを満喫した。

小ぶりだが渓流の宝

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