放送大学のサークルで永年お世話になった方の訃報が届いた。東日本大震災直後に出遭った名取のご実家が被災されたとの事が最初の話題だった。大手通信会社を定年退職されて生涯学習の一環で大学に入学されたのだった。
仕事でやって来られたのでITの知識は豊富でいろいろ教えてもらった。決して出しゃばったりしない控えめで物静かな人で分からない事があると丁寧に教えてくれた。PC演習の合間の休憩には皆でお茶を飲みながら、お昼の時間は各自持ち寄った弁当を食べながら雑談やパソコン技術のことなどいろいろ話し合い情報交換し合った。学生研修旅行ではバス旅行で宮沢賢治や斎藤茂吉、井上ひさし等のゆかりの地を訪ね研修と親交を図った際、引率役を引き受け我々を楽しく実りある研修に導いてくれたりした。
その他思い出は数えきれないが常にみんなの為との思いの人だった。私よりも8歳若くまだまだ元気に活躍していただきたかったが残念でならない。作家五木寛之は幼い頃満洲から引き揚げて来たそうだがその際幼心に優しい人は生き残れないと強く感じたとラジオ番組で懐古していたが優しすぎたのが命を縮めたのだろう。お世話になりました安らかにお眠りください。合掌
山形上杉神社見学の一コマ