Truth Diary

終いの美学考

 社会人となった会社のOB会定例総会懇親会が大崎市で開催された。仙台駅から新幹線を待っていると停電で運行再開が出来ないとの事、暫く駅で様子を見て復旧したとの事で40分遅れで復旧した、停電の原因は蛇が電柱を登り電線に絡み感電死したとの事。本日は仙台でも31度の季節外れの猛暑に、蛇も驚き電柱に涼を求めに昇ったのかもしれない。

 コロナ禍で総会は書面決議を余儀なくされ4年目にしてようやく顔を合わせての会議になった、そして終了後ようやくアルコール付きでの懇親会にうつり、ホテルの料理にアルコールの勢いをかりて、マスクを外しての語らい、元先輩、同僚、後輩、部下だった人などと会社時代の懐かしい回顧談に盛り上がり、だいぶん容貌が変った姿に戸惑ったが、話し始めれば一瞬で元の関係に戻り、会社も自分たちも元気いっぱいだった時代の話に花が咲くが、話題はもっぱら病気の話と最近亡くなった元同僚の話など、そこで聴いたのは闘病生活を誰にも知らせずに亡くなった後分かった人の話。そこで人生の終い方について男の美学孝
  バリバリのやり手で元気だった人ほど病み衰えた姿を元同僚や後輩などに見せたくなくひっそりと寂しく立った人が幾人かいた。  

 著名人で最近亡くなったアントニオ猪木さんのように病み衰えていく姿残酷な現実を見せつけて「これが自分の生きざまだ」とばかりに死んでゆく姿を公開する凄い勇気ある人もいる。
 同じプロレスラーでもジャイアント馬場さんの場合表に出ないで老いた姿を隠し通しひっそりと旅立たれたと言う。両英雄の極端な自分終い、どちらが男としての美学を貫いたのだろうか? 本人以外は分からない。
 私は勇気がないから多分ジャイアント馬場派になるのではないかなと思う、みな老いたと言う現実それを甘受しなければならない年齢になった。   裏 を 見 せ 表 も み せ て 散 る 紅 葉

余暇で習い覚えた日本舞踊を披露する人も

趣味のシャンソンを披露する先輩

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