河北新報社杯全国選手権大会が岩沼市総合体育館で行われ全国各地から70を越えるチームが参加し、相手の身体への直接打撃を寸前で止める寸止めで、ポイントを取り合う試合形式の競技が行われ、母校の生徒達が、今年こそは優勝と臨んだが、惜しくも昨年に引き続き準優勝で涙をのんだ。会場は選手たちの鋭い気合に応援する父兄や部員たちの派手な声援で戦場のよう。
各県代表としての意地と誇りに満ち溢れた若者の面構え、真すぐさの若き日の自分を重ねあわせ、ひと時の青春が身体を駆け巡る。
何物をも怖れぬひたむきさは若さの特権だ。1月に行われる全国選抜での活躍を望みたい。礼儀正しい空手青年たちに夫々の指導者が空手道先人の精神を確実に身につけさせていると嬉しくなった。
礼に始まり礼に終わる、血気の勇を戒める、人格完成に努めるなどいずれも高校時代唱和した道場訓の中の言葉だ。