「何で高校や大学にこんなにもお金がかかるのか」「何で?!」「日本は大学に入るのが大変だ」なんていう声をよく聞きますが、それは本当だ。この間も知人とあれこれと教育をテーマに話が発展しました。
「せめて高校までは」、「何とか大学に行かせてあげたい」ということで、父も母も必死になって働いているが、肝心の子どもたちだって、「勉強したい」、「大学に行きたい」と言っているのは真底学びたいという気持ちがあってのことで、そう思っているその願いをかなえてあげたいと思うのは当然だろうと思うわけです。
なのに・・・、高校や大学にお金がかかりすぎる。今、経済悪化のために、授業料が払えない高校生や大学生が増えていて、進学や修学を断念せざるをえないケースが後を絶たないといいます。
1975年から2007年の間に、消費者物価指数が2倍になったのに対して、国立大学の授業料は15倍に、私立大学の授業料は4・5倍になったということです。
日本の場合、高等教育への教育支出に占める公財政支出の割合は34%で、OECD(経済協力開発機構)平均の73%と比べると圧倒的に少ない。つまり、私費の負担割合が66%と重くなっていることが分かります。
私費負担が重くって、低収入層の方たちの4年制大学への進学率が高収入層の方たちの半分になっているとのことです。以上のようなことは、日本共産党の国会論戦で明らかになってきていることですが、高すぎる大学の授業料引き下げなどのために、日本は公財政支出を大幅に増やすべきだと思う。