「そもそも消費税をなぜ払わなくてはならないのか?」先日こう聞かれた。その消費税、政府は来年から10%にするとしています。理由は首相答弁からすると、「全世代型社会保障の構築に向け、少子化対策や社会保障への安定財源を確保するために必要だ」とこうなっています。なので一見よさそうで納得してしまいがちですが、本当にそうだろうかと思う訳わけです。
社会保障費ですが、生活保護の生活扶助費の大幅な削減がありました。介護報酬や診療報酬の減、年金支給額・給付費削減等々、次から次に減らされてきています。ですから10%引き上げの根拠はどうなっているのかと思うのです(矛盾)。こんなに社会保障費が減らされているので日々の暮らしだって大変。そこに来ての10%はさらに大変になる。引き上げなくてはならないのは、実質賃金、消費支出ではないのかな、そうしなければ経済循環も良くなっていかないと思うのですが。
税収不足は、所得税の最高税率の引き上げや法人税の税率引き上げ等を本気で考えて行くべきで、所得の少ない人ほど重くのしかかる消費税10%引上げはやめるべきでしょう。 「ざる菊園」小田原市久野