りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

無償化になっていない無償化

2019年07月12日 | 市議会

涼しい毎日で助かりますが、次に来る暑さがどんな暑さとなるのか、ちと心配になりますね。

市議会は6月定例会が終わり次の9月定例会の日程が上がってきています。昨日の会派内の会議では9月定例会に備えての議論も多少行いましたが、9月定例会は昨年度の決算審議となる決算特別委員会が予定されています。6月定例会とはちがいボリュームがありますのでしっかり準備して行きたいと思っています。

6月定例会は、幼児教育・保育の無償化について議論に力が入りました。定例会始めの方の議案関連質問では岩田やすあき議員が、厚生文教常任委員会では横田えいじ議員が、本会議での一般質問は田中がそれぞれ疑問や問題点についてとり上げ議論を展開致しました。

なぜ消費税を財源にしなくてはいけないのか、なぜ0~2歳児の住民税課税世帯は無償化にならないのか、なぜ給食費を払わなくてはならないのか、なぜ認可外保育施設は5年間経過措置あがる間は、指導監督基準を満たしていなくても無償化となるのかなど。疑問や問題だと考えることが山ほどある。

全体からするとよく整備がされていないまま急いでいる感が否めないわけですが、10月実施するという消費税10%増税に間に合わせるためか?増税するけど無償化するので増税理解してくださいよと言われているように思えてなりません。こんな形ですすめてしまって本当にいいのでしょうか。

すべての子どもたちが保育園も幼稚園も100%安全安心な保育施設で、無償化になりますように。消費税増税でなく、大企業や大資産家に応分の負担を、所得再配分で福祉充実にお金を回すべき。0~2歳児の住民税課税世帯の無償化にならない理由は、待機児童解消を優先するのでと言うことでしたが、待機児童解消と無償化は相容れないことではないので、そんな言い訳をしながら、無償化になる子、ならない子がいることは認めることはできません。

今年は日本が国連子どもの権利条約に批准してから25年目にあたります。この精神を生かすことがますます大事。すべての子どもたちが幼児教育・保育の無償化を受ける権利があります。子どもの発達・成長はかけがえのないものだから。