いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

東京スカイツリーの新名所と津軽じょんがら節

2010-08-25 19:47:00 | 時の話題
日曜日の8月22日、家内の兄夫婦の案内で東京スカイツリーを見学することになり、午前11時30分迄に風雷神門(雷門)の前で合流。時間を厳守するように、と言い残した家内は、相模大野にいる次男の所へ行ってしまいます。
というのは、20日に富士山に登ろう、と次男の孫から誘われていたのです。21日に家内は千葉には戻らないで、錦糸町にいる義兄の所に泊まるので、別行動になるからです。

雷門から宝蔵門に至る表参道は、連日の猛暑などなんのその、見学者でごった返しています。
表参道左右にある仲見世商店裏の通りから本堂へ向かいます。この通りを利用する見学者はごく稀で、商店街で買物をしない時は、余計な時間を掛けずに参拝できます。

今日の主役は、義兄夫妻です。
午前11時30分に雷門の前で合流すると、昼食は義兄夫妻が利用している和えん亭「吉幸」でした。

飛騨木材のぬくもりを充満させている和風店内で「和えん御膳」を食べていると、津軽三味線を弾く音が、店内に響きわたってくるのです。

この店の経営者は、津軽三味線の名取りのようです。
「幸大(こうだい)」という芸名を持ち、一日数回、舞台を店内にしつらえ、津軽三味線を弾いています。
義兄夫妻は、12時15分からの津軽三味線演奏にあわせて、雷門前での待合時間を決めていたのです。

師匠と弟子との津軽三味線協演や「あいや節」の独演の合間に、芸者三味の弾き方や沖縄音階の三味線リズムを師匠が解説・実演してくれます。そして、「じょんがら節」の独演になります。
津軽三味の響きが、飛騨木のぬくもりと協和して、久し振りにした義兄夫婦との会食雰囲気を、弥が上(いやがうえ)にも盛り立ててくれます。
「じょんがら節」に包まれての和食会席、浅草寺境内の弁天山前にある古民家造りの和えん亭「吉幸」での昼食会は、心に残るシニア夫婦の団欒になりました。

さて、雷門前の通りを隅田川に向かうと直ぐに吾妻橋(あずまばし)です。
アサヒビールタワーとスーパードライホール、墨田区役所だけの風景写真は、これまでに大勢の人が撮っていますが、「炎のオブジエ」が人の排泄物を連想させるために評判が悪い、との伝聞がありますから、あまり歓迎されていないでしょう。

ところが、「炎のオブジエ」は、躍進するアサヒビールの心の象徴でした。
スーパードライホールをデザインしたフィリップ・スタルク氏の作品だったのです。
ブログを書くに当たり、情報収集をしていて解かったことです。

東京スカイツリーの右横に見えるアサヒビールタワーは、琥珀色のガラスの外壁で被い、タワー頭頂を白い外壁にして、ビールジョッキをイメージした建物とのこと。
「炎のオブジエ」後に見える墨田区役所とスカイツリー左側の建物について、ここでは触れません。

東武伊勢崎線・業平橋(なりひらばし)駅前に建設されている東京スカイツリーの高さは、8月22日現在418メートルでした。
このスカイツリーも吾妻橋(写真)から観ると、アサヒビールタワーと同じ高さですが、間近での高さ418メートルは、とてつもなく巨大な身長です。背を反らせないと展望台が見られません。10秒も見上げていると首が痛くなる高さです。

すでにご承知のことでしょうが、世界一高いビルは、828メートルのブルジュ・ハリフア(アラブ首長国・ドバイ)です。
しかも、超高層ビル、自立型建造物、建造物、軒高、内部施設に係わるもの(フロア数など)でも世界最大とのこと。

ブルジュ・ハリフアには及びませんが、東京スカイツリーは完成後、634メートルになります。今はアサヒビールタワーと同じ高さに観えますが、634メートルのスカイツリーが完成すると、現在の高さの半分を加えたところに頂点がきます。

その時、左右にある建物よりもスカイツリーが高くなるので、写真としては面白い構図が得られそうです。
東京スカイツリーを中心に据えた構図の写真は、悪評の高い「炎のオブジエ」の評価を覆し、名誉挽回に少しは役立つことを願っています。

あれや、これやと思いを巡らせながら、竣工した東京スカイツリーをイメージしている内に、和えん亭「吉幸」で弾かれていた、あの「じょんがら節」が、浅草寺の方から聴こえてくるのです。

なにはともあれ、3年ぶりの浅草寺参拝も兼ねたスカイツリー見学でしたが、津軽三味線を聴かせてくれる「吉幸」と出会う機会を得ました。東京スカイツリーの名所探索をする時の拠点が見付かり、楽しみが増えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする