いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

12歳の作文と三つ心

2006-03-28 13:11:53 | Weblog
トリノ・オリンピックとWBCが終わり、荒井静香選手とイチロー選手の話題も表面的
なものから、少しは内面的なものを掘り下げたものに移ってきた。

『スケートと私』と題する作文を探し出した某TV局は、静香選手の心境を紹介して
いた。今の自分に満足していると進歩が止まってしまうから練習しなければ、と自
らを励ます内容だった。

イチロー選手の作文はインターネットにも公開され、TVで何度も取り上げられ紹介
されている。自分の『夢』を綴った作文だ。

「小学6年生の時に書いた作文ですね」
ボケ封じ観音さまも俗世間に詳しい。

「6年生の自分にやりたい目標があって、それを達成するには何をどのようにしたら
 よいのかを、第3者の眼で自分を見詰めているところが」
「お互いの共通点です。そして、逆境に襲われても自分を励まし歩み続けて、中学生
 に進級する前に立てた”志”を成就したことです」

観音さまが、元気印の話の腰を折る時は機嫌がいい。
「もっと、面白いことがありますよ。卓球の愛チャン知ってる?」
「福原愛選手でしょう。シニアの元気印だって、それくらいは常識の範囲だよ。
 面白いことって?」 

「ラケットを握ったのは三つの時なの」
「それで」
「だから、元気印もボケが始まっているんです。ヒントを・・・」
「そうか、イチローが野球の練習を始めたのは三つからだよね。静香も同じ齢で水
 泳を始めている。スケートは5歳からだけど、作文を書いた翌年、小学3年生で
 3回転ジャンプをマスターしているハズ」
「ピンポ~ン。まだボケていませんね。安心しました」
「愛ちゃんの作文も何処かに眠っているといいね。どんなことが書いてあるか興味
 津々」

福原愛選手の作文が見つかれば、それも12歳の時に書いたものが。

「だけど、愛ちゃんの作文を探すの、静香、イチローと同じ年頃になるまで待っ
 て。感動が半減してしまうから、観音さま。そのときは、観音さまの神通力で探
 してチョウダイ」

静香選手は、オリンピック女子フイギュア史上最年長の金メダリストでもある。
選手育成に膨大な費用が掛かるフイギュアスケートを、サラリーマン家庭が支え、ロ
シア人コーチや得意の「レイバック・イナバウアー」が競技得点から除外されるな
ど、などの葛藤を克服してのオリンピック・チャンピオン、世界選手権チャンピオン
でなくたって世界一だ。感動を有難う。

イチロー選手は、世界一になった日本野球チームを影で支え、マリナーズに戻り、
シーズンを迎えている。年間200本安打記録を塗り換えて欲しい、との日米野球
フアンの期待を背負って。野球選手の心意気を魅せてください。

12歳の時に作文で綴ったことは、二人とも3歳の時から始まっている。

江戸時代の商人達が心掛けていた、子育ての知恵と言われている”三つ心、12文
(みっつ・こころ、じゅうに・ふみ)”の話を思い出した。
でも、この話は次の機会にしよう。


 









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情の世界に乾杯!!

2006-03-26 16:31:31 | Weblog
夢を叶えた”王ジャパン”
WSCでの準決勝、決勝は野球の醍醐味を味わいつつ、無意識に日の丸を背中に背負
ってテレビ観戦した。
トリノ・オリンピックでは、日の丸より表彰台の高さに負けた選手が多かったの
で、第1回WBC大会で日本チームが世界一に耀いたときはスカーッとした。

マスコミはメダルが遠い種目に目もくれず、メダルが期待される、と自分勝手に判
断したものに報道が集中する毎日で、予想が外れた無念さをアナウンサーが代弁す
る日々でもあったから、大会が終わっても”もやもや”が続いていた。

それだけに、王ジャパンの世界一は気分爽快だった。

イチロー選手がチームリーダーとしてチームを纏めた功績が報じられている。
王監督とは”チームリーダーの肩書きなんかいらない、そのように行動します”と
約束したとも関係者の言動で明らかになってきた。

王監督が”これまでに打撃について悩んだことはありますか”と彼に聴かれて、
”いつもそうでした”と答えている。
それを聴いたイチローは、王監督が野球人としての自分の生き方を担保して呉れた
と確信を得たように思う。

優勝後の談話で”今度のチームは2~3話すと10以上解ってもらえた。アメリカ
では150話しても半分も解って貰えない”が、シアトル・マリナーズで置かれて
いるイチローの野球環境を適切に表している言葉だ。

野球本国アメリカで年間200本安打記録を塗り替えた外国人イチローの精神的・
肉体的な苦しみが大きくて深いことを知らされた一言でもあった。

だから、日本チームのユニホームを着て戦うことの責任感が誰よりも強かった。
他の選手が彼と同じような感想を優勝後のインタビューで言っているけど、イチロ
ーの”日本人としての真情を吐露する姿勢”から受ける影響が大きい。

王監督がアメリカの野球人から今も尊敬され、敬意を表されている現実を目の当た
りにしたことも、イチローの日本人としての自負心を強めたと思う。
だから、優勝の表彰が始まる前に国旗を右手に掲げ王監督と堅く抱き合った。

この映像には、イチローの王監督に寄せる畏敬の念、アメリカで一人戦ってきた孤
独の戦士の厳しい現実の姿、そして祖国への限りない愛情が象徴されていた。

3月26日の誕生花はさくら草(白)とあった。花言葉は、初恋。

そんな訳で、カットにさくら草を入れましたが、”健康”タイトルのブログ
http://yuuji30.hp.infoseek.co.jp/からダウンロードしたものです。
沢山の花が紹介されている、楽しいブログなので寄ってみてくださいネ。

昨日、ボランティアグループの例会が終わってから久し振りに映画を観た。
THE有頂天ホテル。今が旬の三谷幸喜が脚本・監督している作品。
キャステイングも豪華で、出演俳優が演じる役割の多様さと意外性の面白さは抜群
だった。

映画のストーリーを紹介しないので飛躍した話になるが、しがない歌手・桜チエリ
ーを演じ、映画の主題歌を謳うYOUも味があり、その歌詞が王監督やイチローの姿
に重なり、それを観るものの琴線にふれ打ち鳴らす。歌の題名だけ紹介しよう。

『If My Friends Could See Me Now:今の私を見て欲しい!』
(訳:三谷幸喜)

王監督とイチローが抱き合った映像に映画の主題歌を聴いていた。

すると、ボケ封じ観音様さまの声がする。

『昔から、日本は義理と人情を大切にする国だったのです。
 王ジャパンチームはそれを思い起こしてくれました。情の世界に乾杯!!』
  





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