家庭菜園を始めて4年目にもなると、早めに雑草退治をすることを覚えた。
今スズメノカタビラ(写真)を退治しておかないと、初夏の畑は彼等に占領
されてしまう。菜園を始めた翌年は、その除草で大苦戦した。
秋に芽生え、春から初夏にかけて花を咲かせる。道端や人家の周囲、空き地、
畑地、庭など、何処にでも生育する極く普通の雑草で、1年草の仲間。
浅い根を畑に張り巡らすが、根が株になると除草は悪戦苦闘の連続になる。
寒い朝水溜りにできた霜柱の上を歩くとバリ、バリと音がして踏んだところだ
けが凹む。
霜が降りる頃になると、畑表面は土が氷結して浮いた状態になっている。
スズメノカタビラの根元を持ち引き抜くと、スポッと抜けるのが今の時期だ。
面白いくらい簡単に抜ける。除草作業は捗るが、腰を痛めるので油断大敵。
抜いた奴は、根を上に向けてひっくり返して置いても(写真右側)除草効果は
あるが、生き残った根が息を吹き返す。それでも除去は簡単にできる。
土を払うと、白く細い絹糸のような根だけになる。
スポッと抜いた状態の根は、極太毛糸くらいの太さになっている。
凍結で根枯れしないよう細かい土を身にまとい、防寒服代わりにしているのだ。
子孫を残すための雑草の知恵を発見した。麦類の栽培が始まった古の時代から
日本各地に帰化して今に生命を継いできた。丈夫な茎、葉になり良い種子を育て
繁殖し続けてきた親心を、細い根にまとった防寒服を払いながら感じていると・・・。
「春の強害草代表を除草しながら、そんな事を。元気印は、ロマンチスト。」
ボケ封じ観音さまの声で、眼が覚めた。
「17年度は、18年度から使う教科書の採択をする年です。
元気印が大フアンの米長永世棋聖は、覚悟して戦いに臨むんです。
棋聖が指す相手は、ハトは鳩でもハトの縫いぐるみを着た禿げたか。
シニアの住んでいる社会が大切にしている、家族らしさ、男らしさ、女らしさなどを
食い尽くす禿げたか。トロイの木馬に入ったハトが、大事な方針を決定する所などに
沢山住み着いているんですョ。」
「強害草の根がスッポり抜ける今、除去しなさい。
群落を組まれて繁殖してしまうと、それこそ眼も当てられない。ですか?」
「スズメノカタビラの花が咲き、畑に種子を蒔かれてからの草刈は大変だった。
終日鎌で彼等と格闘したのを、もうお忘れ?
きゅうり、ナスが収穫の終わった時と冬の初めに退治したので、今年の除草は
楽だったんでしょう。」
「気配り上手だけど、少し張切り過ぎだよ。かんの・・・」
と言う前に
「ボヤキはボケの始まり。元気印のシニアさん、ボヤいてる暇はありません。」
睨み返されてしまった。
今スズメノカタビラ(写真)を退治しておかないと、初夏の畑は彼等に占領
されてしまう。菜園を始めた翌年は、その除草で大苦戦した。
秋に芽生え、春から初夏にかけて花を咲かせる。道端や人家の周囲、空き地、
畑地、庭など、何処にでも生育する極く普通の雑草で、1年草の仲間。
浅い根を畑に張り巡らすが、根が株になると除草は悪戦苦闘の連続になる。
寒い朝水溜りにできた霜柱の上を歩くとバリ、バリと音がして踏んだところだ
けが凹む。
霜が降りる頃になると、畑表面は土が氷結して浮いた状態になっている。
スズメノカタビラの根元を持ち引き抜くと、スポッと抜けるのが今の時期だ。
面白いくらい簡単に抜ける。除草作業は捗るが、腰を痛めるので油断大敵。
抜いた奴は、根を上に向けてひっくり返して置いても(写真右側)除草効果は
あるが、生き残った根が息を吹き返す。それでも除去は簡単にできる。
土を払うと、白く細い絹糸のような根だけになる。
スポッと抜いた状態の根は、極太毛糸くらいの太さになっている。
凍結で根枯れしないよう細かい土を身にまとい、防寒服代わりにしているのだ。
子孫を残すための雑草の知恵を発見した。麦類の栽培が始まった古の時代から
日本各地に帰化して今に生命を継いできた。丈夫な茎、葉になり良い種子を育て
繁殖し続けてきた親心を、細い根にまとった防寒服を払いながら感じていると・・・。
「春の強害草代表を除草しながら、そんな事を。元気印は、ロマンチスト。」
ボケ封じ観音さまの声で、眼が覚めた。
「17年度は、18年度から使う教科書の採択をする年です。
元気印が大フアンの米長永世棋聖は、覚悟して戦いに臨むんです。
棋聖が指す相手は、ハトは鳩でもハトの縫いぐるみを着た禿げたか。
シニアの住んでいる社会が大切にしている、家族らしさ、男らしさ、女らしさなどを
食い尽くす禿げたか。トロイの木馬に入ったハトが、大事な方針を決定する所などに
沢山住み着いているんですョ。」
「強害草の根がスッポり抜ける今、除去しなさい。
群落を組まれて繁殖してしまうと、それこそ眼も当てられない。ですか?」
「スズメノカタビラの花が咲き、畑に種子を蒔かれてからの草刈は大変だった。
終日鎌で彼等と格闘したのを、もうお忘れ?
きゅうり、ナスが収穫の終わった時と冬の初めに退治したので、今年の除草は
楽だったんでしょう。」
「気配り上手だけど、少し張切り過ぎだよ。かんの・・・」
と言う前に
「ボヤキはボケの始まり。元気印のシニアさん、ボヤいてる暇はありません。」
睨み返されてしまった。
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