いきけんこう!

生き健康、意気兼行、粋健康、意気軒昂
などを当て字にしたいボケ封じ観音様と
元気印シニアとの対話。

(続)あなたはハト、それともタカ・・・?

2005-02-27 18:38:33 | Weblog
家庭菜園を始めて4年目にもなると、早めに雑草退治をすることを覚えた。
今スズメノカタビラ(写真)を退治しておかないと、初夏の畑は彼等に占領
されてしまう。菜園を始めた翌年は、その除草で大苦戦した。

秋に芽生え、春から初夏にかけて花を咲かせる。道端や人家の周囲、空き地、
畑地、庭など、何処にでも生育する極く普通の雑草で、1年草の仲間。
浅い根を畑に張り巡らすが、根が株になると除草は悪戦苦闘の連続になる。

寒い朝水溜りにできた霜柱の上を歩くとバリ、バリと音がして踏んだところだ
けが凹む。

霜が降りる頃になると、畑表面は土が氷結して浮いた状態になっている。
スズメノカタビラの根元を持ち引き抜くと、スポッと抜けるのが今の時期だ。
面白いくらい簡単に抜ける。除草作業は捗るが、腰を痛めるので油断大敵。

抜いた奴は、根を上に向けてひっくり返して置いても(写真右側)除草効果は
あるが、生き残った根が息を吹き返す。それでも除去は簡単にできる。

土を払うと、白く細い絹糸のような根だけになる。
スポッと抜いた状態の根は、極太毛糸くらいの太さになっている。
凍結で根枯れしないよう細かい土を身にまとい、防寒服代わりにしているのだ。

子孫を残すための雑草の知恵を発見した。麦類の栽培が始まった古の時代から
日本各地に帰化して今に生命を継いできた。丈夫な茎、葉になり良い種子を育て
繁殖し続けてきた親心を、細い根にまとった防寒服を払いながら感じていると・・・。

「春の強害草代表を除草しながら、そんな事を。元気印は、ロマンチスト。」
 ボケ封じ観音さまの声で、眼が覚めた。

「17年度は、18年度から使う教科書の採択をする年です。
 元気印が大フアンの米長永世棋聖は、覚悟して戦いに臨むんです。
 棋聖が指す相手は、ハトは鳩でもハトの縫いぐるみを着た禿げたか。
 シニアの住んでいる社会が大切にしている、家族らしさ、男らしさ、女らしさなどを
 食い尽くす禿げたか。トロイの木馬に入ったハトが、大事な方針を決定する所などに
 沢山住み着いているんですョ。」

「強害草の根がスッポり抜ける今、除去しなさい。
 群落を組まれて繁殖してしまうと、それこそ眼も当てられない。ですか?」
 
「スズメノカタビラの花が咲き、畑に種子を蒔かれてからの草刈は大変だった。
 終日鎌で彼等と格闘したのを、もうお忘れ?
 きゅうり、ナスが収穫の終わった時と冬の初めに退治したので、今年の除草は
 楽だったんでしょう。」

「気配り上手だけど、少し張切り過ぎだよ。かんの・・・」
 と言う前に

「ボヤキはボケの始まり。元気印のシニアさん、ボヤいてる暇はありません。」
 睨み返されてしまった。

  
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あなたはハト、それともタカ・・・?

2005-02-22 15:05:43 | Weblog
「あんたはコンドルだ、貴方ほど信頼できる人間はいないよ。米長さん」
東京都教育委員になるよう石原都知事に要請された米長邦雄(永世棋聖)が、
ある講演会で話している。

米長永世棋聖が4年間東京都教育委員(現在:委員長職務代理者)として戦った
活動の成果をみて、それを評価した石原都知事の労わりの言葉。

「私はタカかハトかで、タカと言われているが、米永さん、あんたはコンドルだよ。
 貴方ほど信頼できる人間はいない」

「元気印シニアは米長永世棋聖の大ファン、この話に魅せられた。顔に書いてある」
 とボケ封じ観音さま。
「春眠 暁を覚えず。ボケの始まりですよ」
「梅が見ごろになったばかりなのに、少し気が早い。ちゃう?観音さま」

観音さまの魂胆に乗せられ、キーボードを叩きだす元気印。

東京都教育委員に就任して4年数ヶ月、2期目に入った酉年の新春講演で、
米長永世棋聖は、委員長職務代理として、これからの抱負を淡々と語っている。

「いいですか、皆さん。
 これから東京都の教育革命、心の東京革命。革命ですから、これが革命
 なのか常識なのか、七つ読み上げますから聞いて頂きたいのです。
 本当に七つのこれを実現させようというのです。そのために今、東京都教育
 委員会がやっているのですが、この七つとも出来たら革命だというのです」

「毎日、きちんと挨拶させよう」
「他人の子供でも叱ろう」
「子供に手伝いをさせよう」
「ねだる子供に我慢させよう」
「先人や目上の人を敬う心を育てよう」
「体験の中で子供を鍛えよう」
「子供に、その日のことを話させよう」

「なんだこれは、常識ではないのか。なんでそれが革命なのかと思われるの
 では?実は、これは革命的なことで、これが出来ません。
 
 たとえば ”毎日、きちんと挨拶させよう”というのですが ”挨拶させよう”
 ということは何ですか、と言うのです。
 
 ”挨拶しましょうね”と言って、挨拶しない子供がいた時 ”誰が挨拶しろ”と
 言うのかということです。
 
 学校の先生が言った場合は ”学校の先生は、何か子供より立場が上の
 つもりでいるようだね。あんたは。”
 
 いや、学校の先生は上なのです。子供を教えなければいけないのだけれど
 も”子供より上のような態度が大きいね。”
 出来ないのです。子供の権利条約などというものがあって」

観音さまは、首を傾げる。
「元気印の家では、家族が朝、顔があうと”お早う”は習慣になっている
 けれども、学校で先生に躾られないと挨拶もできない。どこか、オカシイ」

「暴走する東京都教育委員会」に抗議する、東京都教育委員会の「日の丸・
君が代」強制に抗議する、などなど。
各種団体はその主張をホームページにも公開して、抗議声明を出し反対運動
を繰り広げている。

「3年経ちまして来年大騒ぎです。来年の8月は大変です。私はどうなってい
 るか分からない。これが最後の話になるかも。
 こっちは、将棋指しですから、ササれるのは慣れていますから構わないでバン
 バンやるのですけれど」

ハトとタカの話ではなく、教育現場はコンドルの世界なのだ。

「元気印の住んでいる地区の教育現場は、どうなっているの?」
「米長永世棋聖のところと同じで、鳩と鷹が突っ突き合いをしている」
「それで、元気印はどうする積り?」
「しっかりした家庭にする、爪の垢ほどでも米長棋聖のコンドル精神を見習え
 ば、家族の絆も強くなる」

観音さまは、語気を強めて言った。
「できることから手をつける。七つの革命を成就するのは教育委員会ではなく、
 シニアの家庭で実行することでしょう。可愛い孫のためにも。
 17年度は、18年度に使用する教科書を選択する年です。関係情報に注視
 して下さいネ」

バレンタインで五百羅漢に義理チョコを配った観音さまも、あなた好みの羅漢
さんに巡り逢わなかったんだ。

※ 米長永世棋聖の話は(財)日本国防協会ホームページに紹介されている講義
  録を参考にしてあります。
  米長永世棋聖は、東京都教育委員として教育改革を推進する心の源は「青春」
  と題する詩で、「これでやっていくんだから、冒険心と剛毅な挑戦心でやる、
  徹底的にやるんだから」と、毎朝この詩を読むと気持ちが奮いたつとも語って
  います。
  
  
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喜びも 悲しみも バレンタイン!

2005-02-14 16:48:38 | Weblog
ヨーロッパの知人からバレンタインの話を聞いたチョコレート業界の人が、
昭和33年(1958年)新宿のデパートでバレンタインに因んで開催したチョ
コレート・キャンペーンが、バレンタイン・デーの始まりと言われている。

義理チョコで 一生付き合う 義理となり    (Q太郎)

今では、サラリーマン川柳で詠われ入選するほど、生活に密着している。

「チョコキャンペーン・コーナーで売れたチョコは、5個だったのよ!」
 ボケ封じ観音さまが、割り込みをする。
「売上げは170円。1個34円。牛乳が14円、コーヒー50円、元気印の
 好きなカレーライスが100円、銀行の定期預金利息が5分5厘」
「??????」
「驚いた。もうひとつ、総理大臣の給料は、幾らだったと思います?」

 予想だにしない、奇問。
「150,000円、3年後の昭和36年に255,000円に昇給です。第2次岸内閣から
 池田内閣に代わった翌年だから、所得倍増を公約にした総理本人が乗ったん
 でしょう。元気印の給料は、15,000円位だったようね。」

総理大臣の給料と比較されるのは、早合点名誉としても、サラリー・デバイド
を埋めてくれた方が、どれだけ生活にゆとりができたか。
「そのような神頼みを考えたときから、ボケが始まるのでぇ~す。」
今日の観音様は、いつもと様子が違う。話をバレンタインに戻そう。

キリスト教が迫害されていた頃(西暦3世紀:軍人皇帝の時代)のローマに
気骨ある司祭がいた。テラモ(イタリア中部の町 当時はインテラムナ)の
キリスト教司祭だったバレンチノ(Valentine:英語読み バレンタイン)。

戦争に行きたがらない若者の結婚を、時の皇帝(クラウディウス二世)は禁止
した。これを見かねたバレンタイン司教は、皇帝に内緒で若者たちに結婚をさ
せた。

禁令破りを認め、キリスト教からローマの宗教に改宗させようとした皇帝の意
向を拒否した彼は、投獄さる。そして西暦270年2月14日処刑された。
バレンタイン司教が、愛の守護神とみなされ、2月14日に恋人達が贈り物を
したりカード交換をする風習が14世紀頃に芽生えた源流の出来事。
「バレンタインの男性」「バレンタインの女性」として、バレンタイン・デーの最初
に出会った異性を、1年間そのように呼び合うようになったとも言われている。

恋人や友人、家族などがお互いに花束やお菓子、カードなどを贈り合う風習の
ルーツとなっている。
女性がチョコレートを男性に贈る日本だけの習慣は、50年前のキャンペーン
にあった。

チョコ・キャンペーンの前年、灯台守の夫婦を描いた映画「喜びも 悲しみも
幾歳月」が封切られ、同名の主題歌を歌った若山 彰がスターダムへ。
佐田 啓二と高峰 秀子の夫婦に味があり、主題歌と共に忘れられない映画。

灯台から灯台へ転勤、交通手段は1週間に1回の船便しかない。口喧嘩のすえ
きよ子(高峰)は家出を決心してもままならず、怒りを胸に仕舞い込む。
大学受験に失敗した長男が不良と大喧嘩し他界する。その後長女は結婚しカイロ
へ赴任することになった。
灯台守一筋の生活、子育ての苦労を重さねながら、灯台の沖を、長女夫婦が乗っ
ている船が通る日、老夫婦が船に向かって懸命に手を振り見送る姿にエンドマー
クが・・・。

川柳の世界に話題を変えよう。

初任地の 記念が今の お母ちゃん    (肝っ玉かちゃん)

で一緒になり

ああ言えば こう言う奴ほど 偉くなり   (平社員一同)

こんな地団駄を踏むしかないサラリーマン社会でもまれ、

会社より 故郷が近い マイホーム     (卓)

と、夢を叶える。
すると

まだ寝てる 帰えってみれば もう寝てる  (遠くの我が家) 

ぶっち切れそうな悔しさを胸に収めると、通勤電車はすし詰めだ。

妻だから 運転できる 火の車        (藤原湖)

レギュラーでハイオク並みの走行距離を稼ぐドライバーは、希少価値。
何だカンダと理屈をこねても、燃え上がる車の燃料補給は欠かせない。

火の車を運転する愛妻に、はにかみやの夫達は、「有難う」と心の中
で感謝していると、やがて現役卒業になる。

「元気印のシニアさん、今日は素直ね。」

できるなら 女房初期化 してみたい     (中年パソコン)
Iモード 妻にもほしい 愛モード        (独楽)
マウスでは なぜ動かせぬ うちの妻     (新人類)

「直ぐムキになる。瞬間湯沸かし器だ。元気印の悪い癖ですョ。」

パソコンの マウスが縁で 子沢山      (一姫三太郎)

「喜びも 悲しみも バレンタインから。これで好いんです。」

観音様は、チヨコを1枚置くと何処かへ消えてしまった。



*川柳は「サラ川」傑作選 いのいちばん(発行:講談社)から引用しました。
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あなたは、ご本人 ですか?

2005-02-11 15:59:57 | Weblog
偽造カード被害者に、犯人検挙待たずに補償する、と公表するメガ・バンクが
出現した。UFJ銀行が独自ルールを公表した。(2月11日:産経新聞)

横並びを最優先とした護送船団方式の経営判断基準に、変革が起こり始めた。
銀行を選択する基準ができ、利用者にとって好都合な意識改革が始まった。

預金引き出しをするとき、操作画面で必ず確認される。「あなたは、ご本人です
か?」「123890」と入力するだけで、現金が手に入る。
入力番号が登録番号に合致すれば、数千万単位の現金が、いとも簡単に機械か
ら引き出されてしまう。
そのカードが、盗難や偽造であっても、それを判断する術=予防策は機械に付与
されていないのだから。こんなうまい話を、知能犯=悪用者が見逃すだろうか?

カードが盗難や偽造に出会うことは、現在のシステム導入時に予測していたので、
①「利用者のカードや暗証番号の管理に過失がないと証明された場合に、被害を
補償する」と約款に明記。更に②「犯人が検挙されるなどして、犯罪の手口が解明
されること」が必要で、その後で利用者の管理過失の有無を判断する。
利用者にとって、②は「とどめの一撃」だ。

自分たちで被害原因を解明し、再発防止対策を立て実行する。
これが利用者=顧客が満足するサービスで、どの業界でも顧客対応の基本になっ
ている。

極論が許されるなら、暗証番号キャッシュカードによるシステム運営時の防犯対策
不備に起因するユーザ・クレームであり、メーカー責任によるリコールと同類のもの。
このように仮定すると、本人確認システムに使用するキャッシュカードを暗証番号
カードからICカードに移行するのだから、ICカード発行料金は当事者負担とする考
え方も、無謀なそれではない。
利用者から信頼される経営者像を描きたいし、それくらい肝を抜かす勇断を期待して
いる。

「メーカー勤め40年、元気印のシニアらしい意見ですね。」
「観音さまにメイン・バンクは、あるの?」
「さあ~。なァ~んだと思いますか」
「・・・。ボケ封じになぞ・なぞを掛けてきたナ。」

キャッシュカード被害が続発している現状を打開するため、全国銀行協会(全銀協)
が音頭をとり、暗証番号による本人確認からICチップ搭載のカードへ移行する動き
がある。

その対策は、
1使用防止
 暗証番号のセキュリテイ強化 :類推されやすい番号への注意喚起など
2カード偽造の防止
 ICカード化や生体認証による本人確認
3被害拡大の防止
 利用限度額の引き下げと異常取引の早期発見体制の整備
4被害への対応
 捜査への積極的な協力(速やかな被害届提出など)と補償検討

「2を除くと、明日からでも実行できる対策ですネ。」
 珍しく、観音さまが感想を述べる。
 立春を過ぎ、少し暖かくなったので、気分爽快なんだ。
「それにしても、何を何時から実行するのでしょう?」
「梅が咲く頃、2を実施するようです。既に稼動しているメガ・バンクと都市銀行
 に各1行ある。」と元気印シニア。

新聞報道によると、前記した①②の約款を変更しないまま柔軟に対応する方針で、
具体的な今後の対応が勝負になってきた。利用者は、有言実行の確認ができる。
全銀協が提唱する偽造キャッシュカード対策を先取りした経営判断と評価できる。

やれるところから、顧客サービス展開をはじめる。
元気印のシニアが利用している銀行が、一日も早く顧客サービスの基本を励行する
日まで、あとどれくらいの時間が掛かるのだろうか。

 物思いに耽っていると、
「なぞなぞ、解けましたか?」
 と言って、観音様は昼寝を始めた。
「100,000,000円の札束が客ではありません、預金は僅かでも、いつも使ってくれる
 利用者その人が、真のお客様なんですョ。」
 ボケ封じ観音さまは、こう言いたかったのだろう。そう決めた。

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カード盗難 完結編

2005-02-04 21:56:35 | Weblog
暗証番号を唯一の本人確認とするシステムを導入したのは、銀行自身が決めた
こと。

営業マンが家庭を訪問し顧客を獲得した時代、顧客が窓口に出向くように変わ
り、キャッシュカードの導入で、顧客は窓口にいかなくても預金の預け入れや
引き出し可能なシステムへ移行したのは、銀行が自ら経営革新の一環として変
革を進めた努力が結実した賜物でしょう。

しかし、今問われている緊急課題は、キャッシュカードの盗難、紛失でそれが
悪用された事態を想定した対応策が、システム導入者にあるか否かだ。

”良いところに眼をつけましたネ。”
ボケ封じ観音さまだ。今日は上機嫌の様子。

新聞報道などで、
①銀行の保障責任を問う動きに対して、旧財務省と銀行が猛反対して法案を潰した。
 17年も前の事という。
②盗難カードで預金を引き下ろされても被害者は銀行で、カード所有者ではない。
 預金を引き出された本人が、被害者にならない法律になっている。
③捜査当局は、被害届けが出されない限り動けない。
 実害を受けた預金者の届出より、銀行のそれが優先する。
ことを知った。

最近の動きは、
①は、金融庁が改善に動き出す気配だけが見えてきた。
 自分の仲間が蒔いた種を元に戻すのだから、早急に動くかどうかに関心がある。
②③は、目立った動きはない。

兎に角、暗証番号だけを頼りにしている銀行から手を引く。一番の安全策だ。
盗難カードからの預金引き出しは、本人の不注意も問われなければならないが、
1回当たりの引き出し限度額や回数の自己申告をするように改めるだけでも被害を
食い止める効果は期待できるが、そのような動きは銀行に感じられない。

1回の引き出し限度を300万円に下げた銀行の報道もあったが、わが銀行のサー
ビスはこれだけです、と限度額の高さを謳い文句にアピールしていた時代の姿勢と
同類項に見える。

そんな中で素早く対応策を打ち出し実施に踏み切った銀行もあり、利用者が銀行を
選択する時代に突入するチヤンスにしたいと、私は思っている。
いつまでも銀行のエゴの犠牲にされるだけでは、銀行の存在意義は感じない。
預金金利から判断しても貯金のメリットはゼロ。自宅に置くより安心と考えて利用
しているが、カード紛失事件でそれは変わった。

暗証番号を本人確認の唯一の担保として運用するキャッシュカードシステムの利便性
は優れたもので、今も恩恵に浴しています。
その反面、経営の効率化=利益最優先経営を顧客の利便性に変換して訴えたもので、
顧客優先の発想ではない、ことを盗難、紛失が避けられないカードの再発行手続きな
どの実体験でわかった。

現金引き出しの入力内容をディスプレイを見て確認したり、入力間違いがありますと
音声で指摘されながらその手続きを進めるような、視覚(見る)と聴覚(聴く)だけ
でシステムが運用される二感のネット社会では、利用者自らがセキュリティー対策を
身につけ、自己防衛をする基本軸が生活の中にないと、危険だらけになる。

顧客優先の経営姿勢があれば、不測の事態に対する保障責任を自ら問いその解決策を
取り入れたシステム運用になるが、現実は正反対のそれなので、セキュリティー対策
は自分で選択・決定する、銀行の選択と決定が最良の防衛対策になる。

ボケ封じ観音さまは、微笑み顔で云った。

”キャッシュカード紛失事件は、元気印のシニアに刺激を与えてくれたようネ。
 シニアが付き合っている銀行殿に感謝しなければいけません。”

元気印シニアの本音を代弁してくれた。
銀行を叱らず褒めている。さすが観音さま。

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カード盗難 キャッシュカード編

2005-02-04 19:15:07 | Weblog
スキミングによるキャッシュカード犯罪報道が頻繁になった。
クレジットカードを盗難したときのカード会社の応対は、クレジットカード
編で顛末を説明した通りです。

同じ財布にキャッシュカードも入っていたので、翌日銀行で盗難手続きをして
盗難カードを無効にして、預金の引き出しを確認する。
暗証番号の見当がつかなかったのか、引き出しをしなかったのかは不詳だった
が、引き出しはゼロ。ホットした。

最近カード紛失があり、銀行でその手続きをして”ぶっ千切れた”体験談を。

お馴染みの受付番号札を取り、順番がくるまで待って、その旨説明をする。
預金から引き出されているか否か、預金通帳の持参、カード再発行などの確認後
再発行手続きをする。この間に窓口担当者は、紛失カードの無効処理を済ませた。

カード再発行は紛失したカード発行店になり、そこへ郵送するのに3日、再発行
手続きに7~10日要するので、お手元に届くのは2~3週間後になります、
との説明。

その間どうすれば良いのかと問いに、窓口に来て通帳で対応してください。
ふざけんな!千葉市内にある担当店にカードを送るのに、3日も掛かるとは・・・。
こんな雰囲気のやり取りが利いたのか1週間後に再発行カードが郵送されてきた。

”雀荘で財布盗難にあったのは、いつの話ですか。これまで聴いた記憶がない。”

ボケ封じ観音さまの詰問だ。

”現役時代の終わりに近い頃だから、10数年以上前の出来事になります。”
”シニアになっても記憶力が衰えず、一安心しました。よかったですね! 
 それで、紛失したカードでの預金引き下ろしは、幾らだったのですか?”

キ~ツゥイ一発を噛ます観音様だ。

”それは、ひ み つ ”
一目散にたいさん、退散!

 
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カード盗難 クレジットカード編

2005-02-04 16:59:14 | Weblog
カードにまつわる事件が頻発している。

職場の仲間とマージャンをしていたとき、財布の盗難にあった。
雀荘に客はなく、空いている卓に着き直ぐゲームを始める。
隣の卓に置きっぱなしにしてあった上着を、店の人(と考えている)が衣文かけ
に掛けているのが眼に入る。親切心と思い気にしないでゲームに没頭する。

ゲームを終え食事代などの精算をする段になって、上着のポケットを探しても
ポケットの財布は、盗人の懐に。

警察へ盗難届けをしてカード会社へ緊急連絡をする。夜中の11時を過ぎでも
電話だけで受付られ、カメラ、薬の購入、食事代に70万円弱盗人に使われた
と、翌日報告があった。

クレジットカードは、店員が使用者の本人確認をするチャンスがある。
利用者の態度や、カードのサインと購入時に記載するそれとを比較し本人確認
ができる(と思い続けている)。

英米は、トラベラーズ・チエックを使用した場合と同じ発想だ。
カード使用時にパスポートの提示を求め、サインを比較して本人確認をしている。
パスポートで本人確認をし、サインを比較してカードが本人のものかどうかを
チエックしている。

VISAカードはサインだけで良い場合が多いけれど、使用者が不審者と判断
すると上記のような応対をしながら、本人確認をしているようだ。
ほかのカードを使用した時にカード・リーダのような装置にカードを挿入して
カード会社に確認をして、これは使えません、と断られたことがある。
帰国してカード会社へ確認すると”問題なし”とのことだったが、原因不明。

国内の場合は、サインチエックをしない店(員)が多く、盗難カードでの使用は
容易に行える状態にある。

サイン確認は、筆跡鑑定機能であり、カード会社が推奨している本人確認の方法
であり、サインチエックをしないままカード購入を認める店に改善の余地がある。

使用明細に、サインと電話番号の併記を要請する店(員)もある。
不審と感じた時は、サインだけではなく電話を併用すると被害防止効果も向上
する。

元気印のシニアさん、

盗難カードで使用された70万円は、カード保険に入っていたので損害はなか
ったのでしょう。


ボケ封じ観音さまは、一言を残して姿を消してしまった。
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