言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

割れ窓理論

2020-09-02 06:09:00 | 日記
私は訪問看護ステーション(事務所)から

ご利用者の家を訪ねてリハビリを提供する仕事をしています。

9月から事務所の掃除の管理方法が変わりました。

恥ずかしながら、担当者を決めても綺麗な状態を保てていませんでした。

いくら訪問での仕事といえ、突然の来客はよくある話です。

私は掃除を大切にしています。

毎日見ている同じ風景の些細な変化に気付く。

これは掃除とリハビリに共通する、大切な能力です。

また、綺麗な環境に身を置くとパフォーマンスが上がる。

この事も環境が人に影響を与える点を重要視するリハビリと共通する点です。

『割れ窓理論』というのがあります。

これは軽微な犯罪を徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を抑止できるとする

環境犯罪学上の理論です。

「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がついたそうです。

これは掃除やリハビリにもあてはまります

少しの汚れを放置するとそこは汚くなっていきます。

リハビリでいうと、今日は少し元気がないなを放置しておくと、重大な疾患や、悩み事に気付けなくなります。

また、自分自身の心にもこの理論はあてはまります。

自分の心の小さな乱れや疲れを放置すると

体調や思考がどんどん優れなくなっていきます。

小さな変化や汚れを見落とさずに、環境も心も掃除をすることが大切ですね😊