行動分析学にメリットの法則というものがあります。
人の行動には全てメリットがあるから行っているという考えです。
息をする。という行動も、息をしなければ苦しいから、息をすることで楽になれるというメリットがあるから行っていると考えます。
我が家の3歳の息子は、いわゆるイヤイヤ期で、何をやるにも駄々をこねます。
これは母子分離をするために、何でも反対の事を言っているのでしょう。
周りから見たら、ただワガママを言っているように見えますが
彼にとってはイヤイヤ言う事で、自分を認識できるメリットがあるのでしょう。
認知症の方が、食事を摂った直後に、「ご飯はいつなの?」と聞く行為も
認知症で食べた記憶がなくなっているのではなく
漠然とある未来への不安に起因するといいます。
「ご飯はいつなの?」と聞くことで、自分の将来に関する不安を軽減するというメリットがあると考えます。
自分が、相手が何故このような行動をとったのか分からない時に
行動することでどのようなメリットがあったのかと考えるとヒントになるかもしれません。
そう考えると、世の中に無駄などないのかもしれません😊