言語聴覚士の独り言

言語聴覚士の日記

コミュニケーションの鍵は“ユーモア”

2023-04-06 22:22:00 | 日記
この4月から中学2年生になる娘は、いわゆる反抗期に入っていると思います。

優しい子なのであからさまな暴言や態度は少ないですが

無言の抗いがよくあります。

我が家には入浴の最後の人が残り湯を利用して洗濯機をタイマーでセットするという決まり事があります。

娘が最後になる事が多いです。

昨日も娘が最後でした。

娘は時々寝てしまい洗濯機のセットを忘れる時があります。

忘れると朝バタバタして大変なので、いつも私がお風呂に入るように声をかけます(妻は5歳の息子と先に寝ています)

声をかけても無言。

LINEに送っても無視…。

何度も声をかける方法もありますが効果的ではありません。

次なる手段はユーモアです。

いつもはLINEで「風呂入れ!」と文字のみで送りますが、昨日は面白画像と一緒に送ってみました。

すると

『W 了解!』と返ってきました。

笑いながら怒る人はいません。

コミュニケーションの鍵はユーモアだと改めて思いました。

効果的なユーモアは空気を読む必要がありますが

入浴を促す声かけはいつだって空気を読まずに行なっていました。

それなら少し笑える方が効果があります。

ユーモアを使う注意点として、前提に仲が良い関係である必要があります。

反抗期は自立するために必要な時期。

父親を嫌うのは近親交配を防ぐ本能。

どちらも必要な事です。

だったらユーモアたっぷりで楽しむしかないですね😊

出会いを活かす

2023-04-05 21:54:00 | 日記
この4月から小学5年生になる娘は、昨年度の4年生で見違える方成長しました。

具体的には

字がきれいになった
朝、余裕を持って登校できるようになった
部屋がきれいな日が多くなった
宿題を自主的にやるようになった
笑顔が多くなり楽しそうになった

つまり、自主性が出て、情緒的に安定しました。

成長の理由は様々な要因があると考えられますが、1番の理由は担任の先生だと思います。

4年生になったばかりの頃、娘は担任の先生が怖いから嫌だと言っていました。

詳しく話を聞くと、もちろん威圧的であるや暴力的という訳ではなく、きれいに字を書くことや宿題をしっかり行う事をしつこく言われるとのことでした。

直ぐに先生のことを嫌がる発言はなくなりました。

そして上記の成長を遂げていきました。

成長のきっかけが担任の先生の影響だと確信した出来事がありました。

娘は小学校が運営する金管バンドに所属しています。

日曜日の発表会に金管バンド担当ではない担任の先生が聴きにきてくれました。

娘は凄く嬉しそうでした。

字を綺麗に書く
時間を守る
整理整頓をする
自主的に勉強する

これは全て能力的には4年生でできることです。

娘ができることを信じて声をかけてくれる。

そして何より娘をちゃんと見ていてくれたのだと感じます。

毎日会う先生が娘をしっかり見ていてくれた事が娘の成長に繋がったと思います。

先生には本当に感謝です。

また先生の愛情を感じて成長できた娘も誇らしいです。

小学5年生となり担任の先生は代わりますが、また新しい先生との出会いを活かし楽しみながら成長して欲しいです😊


リエゾン

2023-04-04 22:12:00 | 
会社の同僚が貸してくれた漫画です。

最近までテレビドラマで放送もしていたようです。

発達障がいの事が、分かりやすく教科書みたいに書いてあるからお勧めとのことです。

勉強のつもりで読み始めました。

ストーリーは ADHD(注意欠陥・多動性障がい)の研修医がASD(自閉スペクトラム)の児童精神科医の下で研修を受けることになります。

自殺、引きこもり、虐待、不登校、いじめ、摂食障がい、性教育など、様々なケースに関わり解決の糸口を探します。

“解決”という言葉を使いましたが、発達障がいは病気ではなく障がいなので基本的には治りません。

治りませんが、自分の特徴を理解したり、理解してもらい社会生活をスムーズに過ごせるように成長はできます。

『良いも悪いもある…だから僕は発達障害を凸凹と呼んでいるのです。あなたの凸凹にぴったりハマる生き方が必ずあるはずです』

『すべての子どもが幸福に育つ環境はおそらく存在しない。だけど子ども時代の幸福な記憶は一生の宝物になる。子ども達がそんな日々を過ごせるように切に願い手を差し伸べる。それは全人生をかけるだけの価値がある仕事だ』

この本は発達障がい者の気持ちはもちろんリアルに書かれていますが、同様に親や療育者の気持ちも詳細に生々しく描かれています。

誰もが凸凹があるように、どの親も子育てで悩むことはあると思います。

私は自分の凸凹は理解しているつもりですが、子どもたちのことは私や世の中の価値観に合わせるような声掛けなど働きかけをしている事があります。

子どもたちが凸凹はあるけれど自分にぴったりと当てはまる人生が送れるように見守りたいと思いました。

発達障がいの勉強として読み始めましたが、人として学ぶことが多い漫画です。





子どものマスク

2023-04-02 20:44:00 | 日記
昨日、今日と桜三昧、堪能しました。

花見ライド



花見散歩



桜祭り



自転車に乗る時は息苦しいのでマスクをつけませんでした。

すると案の定、花粉症で目と鼻がグジュグジュに😢

散歩と祭りはマスクを付けました。

すると、かなりの予防効果がありました。

コロナのマスクは飛沫感染の予防に効果があると言われていましたが、効果の実感はありませんでした。

しかし、花粉症ビギナーの私は花粉症の予防には絶大な効果があることが分かりました。

昨日から私の地域の小中学生のマスク着用が自由となりました。

小学5年生になる娘は喜んでいます。

中学2年生の娘は外すかどうか悩んでいました。

理由はマスクを外した素顔を見られたことがない人がほとんどだから恥ずかしいとのこと。

私は勇気をもって外すように伝えました。

思春期は自我形成を行う大切な時期です。

自我形成には他者比較をしても仕方がない事に気付き、自分を知り、認めることが大切となります。

顔は他者と異なる分かりやすいシンボルの一つです。

それを他者に見せるのが恥ずかしいと思う気持ちは自我形成の妨げになりかねません。

付けたくない気持ちを尊重するのも大切かもしれませんが、

君の素顔が笑顔がどのくらい素敵かを伝えるのも大人の役割ではないでしょうか。