TAZUKO多鶴子

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世阿弥著『風姿花伝』より

2007-05-09 | TAZUKO多鶴子からの伝言
『   …怒れるに 
  柔らかなる心を持つ事、
    珍しき理なり。
      また、
   幽玄の物まねに、 
     強き理を 
   忘るべからず。… 』
 
 『  秘する花を知る事。 
    秘すれば花なり、
   秘せずば花なるべからず、
      となり。
   この分け目を知る事、
    肝要の花なり。
    …秘すれば花、
  秘せねば花なるべからず。 』

   世阿弥 著 『風姿花伝』より
 
(世阿弥:1363~1443年 室町時代初期の猿楽師。
  父観阿弥とともに能を大成する。
  その後、世阿弥は幽玄美を漂わせる「夢幻能」
  を大成させ、多くの書を残す。
  世阿弥の能は観世流として現代に受け継がれている。)