かつて日本の家庭に室内装飾の概念を定着させた織物が2節織りです。
その頃、蒲郡市はジャガード織物では一宮市、江南市と並んで
日本有数の織機台数を保持している産地でした。
(竹島クラフトセンターの8枚綜絖手織織機で織ったゴブラン織り組織)
昭和40年代には床は畳敷で窓はガラス窓と障子の室内が多かった。
床にはゴブラン織にビニールをコーテイングしたビニールカーペットを敷き、
唐草紋様と花柄で西洋風のインテリアに模様替えして、窓にはゴブラン織や
2節織の織物のカーテンで飾った。
今日の、2節織り組織を織る課題に協力してくれたのは豊川市の曽田さんと
西尾市の信田さんの両先生です。
ジャガード織りの組織の織物を、8枚綜絖織機で2節織りを再現していただきました
昭和40年代のインテリア装飾の再現、懐かしさを感じ、その頃の繊維工業の
隆盛時代を思い出しました。