お母様と一緒にお嬢様が手織り体験の申し込みです。
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急に賑やかになって急遽織機の準備をして手織り体験が始まった。
「奇数の経糸と偶数の経糸が交互に上がったり下がったりする中を
シャトルに巻かれた緯糸が通ります」
一通り織物の基本と織機の構造を学びながら手織りが進みます。
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「あら、上だったかしら?」
「失敗は成功のもとと言いますから間違えてみましょう」
などなどジョークを飛ばしながら楽しい手織り体験でしたが
見事にコースターが出来上がりました。
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おめでとうございます。
一本一本糸を入れなければ織物はできない、
自動織機が出来て大量に織物ができる現在
外国からも大量に輸入される時代になり
いずれ日本国から織物製造が消え去ろうとしている、
それが私たちの選んだ結果だから・・・、
だが今、現代人が手織りを体験して
織物を織り上げた時、
凄く充実した気持ちになって
楽しい気持ちになるのは何故だろう
はじめは不機嫌な人も終わる頃には笑顔に変わる
それが手織りの不思議であり
醍醐味でもあるのです。