「手織体験のフルコースをやりたいです」
と蒲郡市内からの小学生が手織体験にやってきた
コロナ禍の中で子供の体験数も減って久しぶりの子供の体験とあって
気合を入れて体験に入った。
まず最初に綿の話から始まった
日本に初めて綿が伝来したのは三河の国であった
綿には沢山の種類があります。
竹島クラフトセンターが使っている綿は西尾市福地の
天竹神社に由来する三河地棉の綿を使っている
まだ体験が出来ない三男さんも見学しています
不思議だな〜、なんで綿の種が取れるんだろう
初めて見る綿繰りの機械を見て興奮気味の兄弟
目の前で起きている不思議を観察と体験をして理解している
綿打ちの作業に入ると弓の登場に
「なんで弓使うのだろう」
最初は実際の綿打ち作業を見学
「わー!綿がフアフアになって来たよ」
子供は不思議が大好き、だからなんでも受け入れてくれるのが嬉しい
弓の弦が弾けて綿の繊維が飛び散るたびに綿の繊維が解ける
「フアフアになって来たよ」
「そうなんだフアフアにした方がムラのない均一の太さの糸ができるんだ」
次は、解した綿を糸にする糸車の登場に興味津々で
次の期待で目が輝く兄弟だ
子供は回る車輪が大好きなのだ
「ゆっくり引いて ゆっくり」
「あー!切れちゃった」
少しハンドルを回してゆっくり少し糸を引く」
「おー!糸が出来てる」
「凄い、僕は凄いぞ」
「あー!切れちゃったよ」
少し慣れると紡錘車を使って自分の糸を作りました
出来た糸を持って今度は手織機に座って手織体験が始まります
今から織物の基本組織の平織を織ります
「レバーを上げて、下げて」
「筬をトントン」
美しい竹島の景色の中で子供達が三河木綿を体験しています
一生の思い出作りになって、子供たちが郷土のものつくりの
基本を繋いでくれると確信できる1シーンでした。
最後の房作りは蜜を防ぐためにスタッフが作りましたが、
自分で紡いだ糸を織り込んだ世界で一つのコースターの完成です。
「やったね!」
「これ見て!僕が作ったコースターだよ」
素晴らしいコースターが完成しました。
おめでとうございます
3兄弟で楽しんだ三河木綿の手織体験でした。