今日は西尾市から通うすずきさんが次の作品の企画をする日である、
「次はこのバッグを作るための布を織りたいです」
と、作りたい物の計画を発表しました。
見本のバッグを見ながら話し合いがはじまった。
デザイン、織物企画、の段階に入ると具体的な話し合いとなります。
私からはいろいろな織り方や型紙の作り方と、すずきさんの作りたい物を
現実化するために織物パラメータを作っていきます。
大体の基礎的な計画が現れたところで織物の準備に入ります
「型紙に必要な面積と大まかなデザインが出来たら整経に入りましょう」
必要な布の面積と織物の糸の種類と織物密度を話し合い、
すずきさんに”作品の夢”を話してもらって理想に近づけていきます。
この時私が気を付けねばならないことは”私の押し付け”である、
「企画が決まったら織りながら考えることにしよう」
と、いう事で今日は一件落着である。
糸の種類と密度が決まったら必要な糸量を計算し、
それに従って整経の作業が進みます。
「組織を選択する時の自由度を確保するために8枚綜絖を使いましょう」
今日はこれまで企画の話を含めて3時間程で600本近い糸が整経されました。
(なかなか企画の意思疎通ができる様になった)
来週は筬通しの作業を進めながら、再度デザインや組織の練り直しが
始まります。
親父の押し付けでなく”理想の追求”の方がいいな