今日はOguraさんの機が上がりそうだ
週に一回を基本に織り続けて来た
白黒の千鳥格子がもうすぐ織り終わりを迎える
「もうすぐ終わりです」
まるで出産を迎えるような気分で織機をみる
そして最後の緯糸を通して織機の経糸が切られる
遂に完成よ!
震えるような思いで織機から織物が抜き取られる
「おめでとうございます」
教室内で拍手が起こる
「ドキドキするわ」
「出来栄えはどうですか?」
「満足です」
最高級のメリノウール100%で織っただけに
柔らかさと光沢と滑らかな布は例えようもない
「すごーい」
と声が上がる
「次もこの糸で織るから確保してください」
次の作品もメリノ100%で織ると宣言して
作業の房作りの計画に余念のないOguraさんでした。