登山帰りのためかやたらに食い物に目がいく
「甘夏だわ 美味しそう」
「田舎こんにゃくだ」
「半僧坊そばがあるよ、帰りに買おう」
などなど、観光客を毎日見ている私が今日は観光客だ。
門前のお土産屋は観光の原点だと思っているが、やはり地場名産品は強い
門前でこれからの方広寺に期待を寄せるメンバーたち
池に石仏が 五百羅漢の見学が始まった
赤い山門を通ると境内に入る
石仏を可愛いと言いてはいけないかもしれないが
ユニークな表情で迎えてくれた。
沢山の仏たちだ、私に似ている幾つかの仏を見た。
私の親戚も方広寺を菩提寺にしているがこの仏たちの中に
縁者の姿を追っている私であった。
杉の大木に影を映す仏様に存在する仏を感じていた。
見返り阿弥陀如のように振り向く仏は誰に声をかけたのであろう
下から見上げた方広寺の鐘楼
七尊堂前で静かな寺の雰囲気を感じている
勅使門を見る、その奥に大本堂
思わず、石垣の紋様に目がいく私だ。
羅漢の庭の石仏が並ぶ
この石仏の中に与謝野晶子の石碑を見た。
静かな佇まいの本堂の廊下
いつも賑やかなメンバーも今日は神妙な面持ち
本堂本釈迦三尊を拝観、３時から夕のお務めの時間で多くの僧侶のお経を受けた。
巨大な木魚と鐘の響きと僧侶の般若心経にすっかり心を洗われ清々しい気持ちで
寺を後にして帰路に着いたのである。
「私、写経をしようかしら」
旅に出ると心が洗われるのは確かだ。
