見出し画像

TAKE-LOG 竹ログ

TCC・蒲郡竹島クラフトセンター、玉ねぎで染まるの?-2

グループのメンバーがステンレスの大鍋に
湯を沸かして、沸騰した中に玉ねぎの皮を
入れると、玉ねぎの匂いが立ち込める。

数十分間煮出すと玉ねぎの染液が出来上がりました。

煮出した染液に糸を入れると、徐々に白い糸が
淡く赤み掛かった黄色に変色して来ました。

「おー染まったじゃん」

と言うと

「まだこれからよ、見ててごらん」

数十分間染液で煮出した染め糸を媒染液に浸すと

「お見事!おースゲー!」

柔らかな黄色の糸が鍋から現れました。

これを数回繰り返す度に糸の色が鮮やかに
変化をして来ます。

水洗いをして乾燥した糸をまた重ね染めを
すると云う作業の繰り返しだそうです。

科学染めを信用している者は草木染めの堅牢度は
悪いと言うが、こうして何層にも重ねた糸は
1層目が禿げても(記者はこの文字はあまり使いたくないが)
2層、3層に染まっている糸の堅牢度の
データーが必要だなと感じた記者でした。

工業産地の大きな生産設備も使わず、綿作りから始まり
糸紡ぎ、草木染め、手織りと、まったくの手作業で
現代人が自らの手で織物を作り上げています。

寒さから身を守り、身を飾ると云う人類の歴史の
中で数千年に及ぶ日常的作業が、現代の科学生産
の便利さの中で忘れ去られてしまった。

しかし、こうして人間社会の中で必然的に自然志向
とともに意識して行う行為は、
何を意味しているのだろうか・・・、

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

コメント一覧

TCC・主人
頑張ってね
お立ち寄り下さいまして、ありがとうございます。玉ねぎ染めの色は素晴らしいでしょう、

モヘヤの玉ねぎ染めのテディベアーはきっと素晴らしい作品になることでしょう。
spur
玉ねぎ染め
http://blog.goo.ne.jp/hiromiworld/
初めまして。

「玉ねぎ染め」に魅かれてやってきました。

きれいな金色ですね! 感激。



私は去年から、玉ねぎの皮をためこんでいます・・(笑)

テディベアをつくるモヘアを染めたいのです~

その日が楽しみです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「三河木綿の手織り体験」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事