TAKE-LOG 竹ログ

伝統文化と姉妹の手織り体験です

「手織り体験はできますか」
と二人の少女が手織り体験にやってきました。

「今は織機も空いていますからできます」
ということで色糸を決めてもらうと早速織機に座って機織り開始です。



「この織機はレバーを上げ下げすると経糸の奇数と偶数が上がったり下がったりします」
織機の構造と織物の原理を教わりながら機織りが進んでいきます。



お姉さんも真剣な表情でレバーを操りながら織り進めています。
「難しいと思っていましたが織物は楽しいです」
「織物が自分の手から出来るなんて思わなかった」



こんなに簡単に織れて楽しい事なのに、伝統的だ秘伝だと小難しく説明されて、
手を出せない現実は困ったものだ。
明治時代以前では日本中どこの村にも、糸を作り 糸を染め 織物を織っていた生活文化があった。
それが大量生産産文化の時代になり村ごとにあった手織り文化は消滅してしまった。

それを掘り起こした先人達には尊敬に値するが、大した技術もないのに
それだけを保守的に守るだけではいずれ又消滅の道を歩むことになるだろう。



なんて、私と周りの手織りの人達のことを思い耽っていたら、
「先生できました!」
と元気な声で我に帰ると見事にコースターが出来ていました。

蒲郡市の観光の中心地竹島海岸竣成苑内にある竹島クラフトセンターの主人が投稿するブログです。

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