
竹島レストハウスを覗くと岡崎市の老人施設の
お年寄りの皆さんが、お昼のお弁当を楽しそうに
食べていました。

外は冷たい風が吹いていましたが、レストハウスの
中は温室のように暖かく竹島を眺めながら楽しんで
いました。

「レストハウスってレストランがあるのですか?」

「レストハウスは休憩所のことですよ」

毎日こう聞かれるのです。
竹島レストハウスの中には、手織り工房竹島クラフトセンターが
あります。

ここ蒲郡は、日本有数の綿織物産地なのです。


しかし近年は繊維産業が中国からの輸入によって
衰退の一途をたどっています。
テキスタイルデザイナーで織物作者のTCCの主人は
三河木綿研究グループの”穂の会”を立ち上げ、
産地活性化と新しい織物産地としての道を模索し
三河木綿、三河縞の復元のルネッサンス事業に参加して
江戸時代、明治時代の織物研究をして来ました。

そして市民の皆さんに手織りを通じて織物を知ってもらい
観光客の皆さんに三河織物を知ってもらう為に
手織り体験と手織り教室を開催しています。

蒲郡の繊維産業と蒲郡の観光産業のコラボレーションの
拠点が、ここ竹島レストハウスの中にあるのです。

市民や観光客と織物を通じてアイデアや意見をいただき
新しい織物の企画・発想が、みかん草木染め織物などの
企画開発になって、竹島クラフトセンターから発せられるのです。

皆さん新しい竹島の俊成苑に遊びに来て下さい、

素晴らしいところですよ!
