秋津のゲーム部屋

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うち捨てられても逞しく その2

2014年06月07日 | デモンズ&ダークソウル
*ダークソウル2のストーリーネタバレを多く含んでますのでご注意下さい!


 ダクソ2はステージが多いってのもあって、白霊としてボス戦に手を貸してくれるmobキャラがたくさん出てくる。唐突すぎてなんでこの人がここにいるのか分からないのも確かに多いんだけど、中には妄想が進んでたまらない白モブもいる。例えば…土の塔に出てくるトーマスとか。



 トーマスはモブ白の中でもトップクラスの強キャラで、破格の高火力呪術でボス戦はもちろん、攻略に呼んでも彼1人いれば他に白いらないくらいの超優良白なんだけど、トーマスの正体って…どう考えてもマグヘラルドだよね!(断言)
 だってトーマス装備一式持ってるし…なんかさー…雰囲気が激似だと思うんだよ。
 ある時は慧眼の探索者、またある時はチャラい行商人、しかしその実体は爆炎のお助けピエロトーマス!とか、やだマグヘラルドかっこいいv いや根拠は上に挙げた2つしかないんですが。(^^;




 かっこいいと言えば、全モブキャラ中トップクラスのイケメン度なのがアガデュランではないだろーか。
 アガデュランはセリフももちろん、もう佇まいからしてタダ者ではない雰囲気を発散してる。肌の色も青いし、プレーヤーに「人間よ」って呼びかけてるから自身は人間ではないという設定なんだな。彼はどういう種族なんだろう。ニトの眷属…という事らしいけどダクソにその辺の設定ってあったっけ?

 彼はヴェルスタッドを倒すのに力を貸してくれるんだけど、これはよく考えるとちょっと不思議な気がするのよね。彼のように完全な傍観者的立場の人が一介の不死に何を求めて力を貸したのかなっていう辺りが。白モブだから、というのはナシで。

 単に不死廊の管理人として面会者の便宜をはかってあげようという事なのか、ドラングレイクの事態をある程度把握していてこの不死は王に会う必要があると判断したのか、それとも本当は「王を護る」目的で居座っているヴェルスタッド、もっと言えば彼を配属した存在に否定的で、面会に来た不死(プレイヤー)を利用してその影響を不死廊から排除したかったのか…。
 
 今回のストーリーでもうちょっとはっきりさせて欲しかったな~っていうのがこの辺なんだよ。
 王様は自分からこもっていたのではなく、本当は隔離されていたようにも見えるんだよなあ…。
 実はこの時すでに王様の本当の魂(ソウル)はアマナで鎮魂の歌を聴きながら安らいでいる訳で、そうするとあれはただの抜け殻って事になる。
 なんでこういう状態になってるのか? この辺に城に亡者状態で閉じ込められていたミルファニトが関わってるんじゃないか?と考えると…アガデュランも王周辺の事情をかなり理解してて、それどころか現状打開に向けて積極的に関わったのかもしれない、という推察も成り立ちそう。



 城に捕まっているミルファニトに関しては、彼女達がアマナを出て行って城に忍び込んでとかクノイチみたいな事が出来るはずがないんで、誰かに城に連れてこられたのは間違いないと思うんだよ。歌を歌う事しか出来ない彼女が歌を封じられていた所を見ると、連れてきたのはデュナ側じゃないよね。歌を歌わせないなら連れてくる理由もないし。
 歌を阻止するという事ならアリかもしれないけど、アマナには他にもミルファニトがいるからその目的は全然達成できてないし、そもそも、すでに脈がありそうな不死(プレーヤー)に目をつけてて一切をそれにやらせるつもりでいたらしいデュナが、わざわざアマナに乗り込んで行ってリンデルトとアガデュランを完全に敵に回す行動をとるとは思えない。デュナ側がアマナに行ってミルファニトを拉致したって方向は考えづらいと思うなあ。

 やっぱり、リンデルトの上部がアガデュランと連携しながらミルファニトを使って隠密に行動を起こした。それは精神的に崩壊し亡者化しつつあるヴァングラッドのソウルを、誰かさんによって完全に闇落ちする前にアマナに安置する事だった、その目的は達成できたけど脱出の途中でミルファニトだけは拘束されて…という方がまだ説得力がある…かなあ。(^^;


 まあ妄想はこの辺にしておく事にして。
 一見、善意と思える言葉の裏に潜んだおぞましい悪意が周囲の人々の精神を蝕んでいったっていうドラングレイクの現状が、不死廊のイベントから伺える気がするよ。
 ダクソ2のラスボスは拳を振り上げてあからさまに敵対したりしない。物理的に破壊したり殺したりしない。ただ優しい言葉と態度でごく当たり前のように相手を自分に従わせ、真綿で首を絞めるように精神を追い込んでいく…。

 今回のストーリーの敵はまさにこの「無自覚な悪意」なんだろうな。ベラガーさんは「闇のように」と言ってたけど。闇=悪意という発想はここの書き手の根本的概念と反していてまったく同意出来ない所ではありますが(笑)、でも、あたしもこういうのが一番苦手だし悪とされる概念の中でも最凶の部類だと思ってる。
 欲望に忠実に生きる事のどこが悪いのか?と、何の邪気もなく澄み切った瞳で聞かれたら、あなたならなんて答えます…?



 かっこいい、という話からかなり大幅にズレてしまった。(^^;
 白モブとして頼りになるという話ならフレイディア前のヴォイドさんは外せないし、かっこいいと言えばハイデの放浪騎士グレンコルさんとかどーかな~。
 
 ヴォイドって刺剣両手持ちして攻撃してるんだな。この前初めて気付いたわ。槍かと思ってた。でもフレイディアと近接で戦うと分かるけど、攻撃出来る場所が限られてるボス敵にさらにピンポイント攻撃の刺剣を使うって…しかも盾無しで。パねえっすヴォイドさん。2周目以降なら近接でHP上げてる人でもちょっと立ち回りミスって一発くらったら即死だもんね。まあ白モブとプレーヤーじゃステが違うというのはありますが。
 フレイディアは突刺攻撃が弱点なのか~。メイポで白出してちょっと試してみるかな。速攻溶けちゃったらホストに土下座もんだけど。

 ハイデはマルチが盛んなエリアで、みんな大抵白呼ぶからグレンコルの影が薄くてちょっと気の毒。実はグレンコルさん攻撃頻度も高いしめっちゃ強いんだよね。
 こっちの放浪騎士様はロマンチックなエピソードの主人公アルバと違って燃料になるものが何もないのが寂しいよ。ハイデの鎧着てるからここの出身の人なんだろうな。各地で放心して座り込んでるハイデ騎士達とは違って何か意図があって滅びた地に留まってるようにも思えるけど…。

 

 アルバとジャーリーもな~…。防具についてる説明で妄想が広がりまくりだけど、ドラングレイクのどこにも2人の痕跡が見あたらなくて残念。本当は2人の足跡が追えるようなイベントがあったのかな。



 アルバとジャーリーの面影は防具からしか想像出来ないけど…あたしにはアルバがいわゆる騎士っぽい堅物な人だったとはあんまり思えないのよなぜか。なんていうか奔放というか唯我独尊というか、チャらいというか。こんなんが騎士やってんのかyo!と他人に思わせるような所がある伊達男。
 一方、ツンデレで高飛車だけど実はわりと初心なジャーリーは、そういう彼の騎士らしくないだらけた振る舞いを見て「ホントは聖女の難病直すなんて根性ないくせにかっこつけててムカつく」からいじめてやろうと思いつく。

 で、ジャーリーは誘惑して堕落させてやろうと試みるんだけど、ところがこの不良騎士様にとってはそんなもん堕落でもなんでもなかった。それどころか「何だったら俺が教えてやってもいいんだぜえ~」とジャーリーに逆誘惑を仕掛けてくる始末。でジャーリーとしては「バ、バカ騎士!///」と捨て台詞を吐いて逃げ出すしかなくなる(笑)。
 負けっ放しで納得出来ないジャーリーはあの手この手でアルバにいろいろ仕掛けるんだけど、いつもアルバが一枚上手でへらへらとかわされてしまう。
「よージャーリー、最近おまえの顔見ないと寂しくなってきたぜニヤニヤ」
「えーいうるさいうるさいこのバカ騎士め!!///」

 そんな事を繰り返してるうちにジャーリーは気づきはじめる。アルバは悪意をぶつける自分に対してセクハラ発言で赤面させるくらいで怒ったり傷つけるような事は何もしてこない。チャらい言動は相変わらずだけど、どんなジャーリーの嫌がらせにあっても、それ以上の困難にぶち当たっても薬を捜す事を諦めそうな気配はまったくない。
 ジャーリーは、アルバが本当はチャらい言動の影に強い信念と情熱を秘めた真に高潔な男である事に気付いてしまうのです。自分が彼に強く惹かれている事も。
 そしてアルバの覚悟を知ったジャーリーもまた、ある決意を固める…。

 アルバが薬を捜す事を諦め騎士である事を自ら辞めた、という辺りがこの話のクライマックスかな。
 アルバは聖女を救う代わりに、目の前の1人の女を救った。アルバはその選択の代償に騎士の位を充てたが、少なくとも彼女にとっては彼は生涯誇り高い騎士そのものだった…と。んー妄想が広がりんぐ(笑)。



 魔女っ子もせっかくアルバを結果的にゲットできたセクシ~な魔女服着てるんだし、どこかにいるかもしれないアルバでも探しに行こっとv…と言いたい所なんだけど、どうもうちの魔女っ子はアルバを探しに行くよりナヴァといちゃいちゃ死合してる方が楽しいみたいで困ったもんですわ。
 て言うか、ナヴァ、1つだけ教えて。なんであなたがジャーリーの服持ってるの?(^^;