秋津のゲーム部屋

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ロスリック城の天使~DS3考察~

2016年06月05日 | デモンズ&ダークソウル

本当はもっと詳細な設定があった気配の双王子。しかしダクソの、3のストーリーは特に女性向けジャンルのような繊細さがありますな



 ダクソ考察スレに挙がってたボツテキストデータ見ましたよ。
 あれだとドリン様が完全にエルドリッチのエサにされてんのね。(^^;
 ボツデータではエルドリッチの残骸の中から首と一緒にドリン様の指が出てきて、それを形見としてヨルシカに返す、という展開になってたらしい。
 ……そうならなくて心の底から本当に良かったわまったく。その萎えるクソ展開にボツの判断を下した賢明な方に暗い月のご加護がありますように(笑)。

 
 そのボツデータによるとヨルシカに「半竜」っていう呼び名がついてたらしいんだけどさ…それも謎な話なんだよね。もしかしてヨルシカとプリシラを同一化させようとしたんだろうか?
 いやあそれは正気とは思えないほど無理があるでしょ。これでヨルシカのしっぽがシースに似てれば、もしかしたらヨルシカはドリンとシースの娘でいろいろあって妹って事にしたのか?!とも思えるけど実際はまったく似てないからな~。どうやったらダクソ1の亡者経験者がヨルシカとプリシラを見間違えると言うの? マジで製作側の意図がわからん。
 
 
 妖王オスロエス周辺の話がイマイチ見えづらいのもグロすぎていろいろ削られたからみたいだし…ボツデータはなんか異様だな。
 まるで前作をよく知らない人達にいったん全部作らせて、後から前作のスタッフがつじつまの合わない部分やダクソの雰囲気に合わない部分をちまちま修正したような。
 そうじゃなかったら、ダクソのスタッフの中に明らかにメンタル病んで変なノリで暴走したまま歯止めが効かなくなってる人がいるんじゃないかって心配になるよ。わりとマジで。
 宮崎さんがいったんここでダクソ止めるって言ったのもそういう理由があったりして…?
 そういう話があってもなんか信じちゃいそうだよ、実際ブラボやった後だと。



シースに関わるとみんな狂うな。やはり結晶の叡智というのは人には扱いきれないヤバい面があるという事でしょうかね…

 だからって訳でもないけど、あんまり緻密に突き詰めない方がいい部分もあるなと思い始めてきた。特にロスリック関係者。
 ボツデータによると、オスロエスは末子オセロットを生きたまま食ってるという展開だったらしい。ちょうどむしゃむしゃ音をたてて食ってる所に灰の人が霧を潜って乱入、という事だったみたいね…。
 まあ「我が子を食う」っていうモチーフは古来よりあるとは言え、妖王がなんでそうしたのかって部分は妄想の余地すらないくらい情報がない。妖王はすでにシースみたいな鱗のない竜型に変形してるし、バトル中もさかんに竜の御子だのなんだの言うんで、すでに人型ではない赤ん坊だったのは確かだろうけど。



ロザリア関連はホントにヤバい…他の創作物でも滅多にないくらい悲惨なエピソードだと思う。その辺あんまり話題にならないのはやっぱプレーヤーに男性が多いからなんでしょうかねえ…

 個人的にロスリック関係者で一番の謎なのは「末子オセロットを出産後に行方不明になったロスリック王妃」だったんだけどさ…。
 結論から言っちゃうと、あたしはロスリック王妃=ロザリアだと確信してるんですが、ここら辺の設定は掘り起こして行けば行くほどエグい。さらに「血の営み」って言うのは結局そういうことにする予定だったのか?!みたいなドン引きする結論に至ってしまって、ここに書く気も一気に失せてしまった。
 言うまでもなく、断片的なテキストからの深読みだからそれが正解かどうかは分かりませんけどね…。




 という訳で、本当はその結論に至るまでをいつものように長文展開する予定だったんですが、止めときます…。(^^;
 ただ、タイトルにした「天使」って部分だけちょっとだけ考えてみる。



なんで羽が散乱してるのかについては謎なんですけど…

 実際のゲーム中ではロスリック城には天使を思わせるモチーフがたくさんあって、天使信仰って何なのか?って事を思わずにいられないんだけど、それについてのヒントは驚くほど少ないのよね。書庫の天井に吊された籠の中で干物になっている「ゲルトルード」という女性と、その籠をロザリア信者であるはずの蛆人が守っている(見張っている?)という事くらいかな。
 籠の中で見つかる奇跡には「ゲルトルードはロスリック王妃の聖女(侍女の事だと思う)で、天使に会ったと主張し、視力と言葉を失って意味の分からん文章を量産した」とある…要は何かの出来事をきっかけに他人から見れば発狂したような状態になってしまったという事だよね。



この羽は天使と関わりがあるよ、という制作側からのメッセージ…?

 で、ここからなんの根拠もない妄想なんですが…。
 もしかしたらゲルトルードはロスリック王妃に侍女として付き添っている時に本当に天使としか思えない超常的な存在に会ったんじゃないだろうか。例えばロスリック王妃の出産時に。
 薪の王になるべく「血の営み」で苦悩の末に生み出した跡継ぎが、実は火を継ぐのではなく終わらせるためにこの世に生まれた存在で、次の時代を担う能力の持ち主だったとしたら…。
 つまり天使っていうのは王子ロスリックの事ではないのかなと。
 だとすると、双王子の部屋に降り積もる羽の残骸や城内の派閥やその他いろいろ謎な描写に一気に説明がつく気もするんだけどどうでしょう…。

 結局の所。
 妖王や王妃、双王子達ロスリック勢のグロくて悲惨なエピソードは、火継ぎのために後継者達は大変な苦労を強いられている、それでも火継ぎを続けるべきなのか…?っていうプレイヤーへの問題提起みたいなものなのかもね。エグい事になりすぎてあちこちボカさざるを得なかったけどそれだけ伝わればいいんだ、とそういう事なのかも。
 この辺がこれ以上DLCで掘り下げられる事はないんじゃないかなあ…。

 うーん次はもうちょっと楽しいのやりたいな…と思ったけどなんかあったっけ。(^^;
 エルドリッチとアンリ達のエピソードもなんかグロくて生臭くなりそうだし、サリヴァーンと罪の都の消えない火も情報がいまいち足りなさすぎてな…。
 ただDLCで扱うなら罪の都関連はありかもね。火とは、その本質とは何か?ってテーマで。あとは火継ぎを終わらせるEDに深く関わってるルドレスのエピソードも物語の補完になりそう。
 あたしはブリシラが出てくる話がいいかな~。考えてみると長子のパワーとシースの魔力を受け継いだプリシラって…世界最強だよね(笑)。