2014年5月10日。
《旅をしていると、「夫婦で世界一周」という方に度々お会いする。そしてこのグルジアで、僕は本当に「楽しく仲良く気持ちよく」旅をされているご夫婦にお会いした。もう見ている方が微笑ましくなるようなお2人なんですよね~!》
ということで今回は前置きなく、グルジアの首都トビリシの安宿で出会った「楽しく仲良く気持ちよく」旅をされているご夫婦、ルイさんとサホさんのインタビューレポートでございます!
「夫婦で世界一周をしてみたい」「新婚旅行を思い切って何か月も何年も・・・」などと考えたことがある方は少なくないと思うんですよね。でもそれを実行に移すとなると、相当のエネルギーと行動力が必要になります。
しかしそれを実行されているパワフルで温かいご夫婦、それがこのお2人です。ある意味で「みんなの夢を代表して」旅をされているお2人と、ワイン片手に色々とお話をお伺い致しました~!
Q1:ルイさんサホさん、どうぞよろしくお願い致します!まずはじめに、どうしてお2人で旅をしようと思ったんですか?
A2ルイ:僕は世界一周をしたいという夢がずっとあったんです。そして彼女は海外ボランティアをしてみたいという想いがあったんですね。
彼女へは僕の方から告白をしたんですが、その時「付き合って一緒に世界一周をしよう」とアプローチをしたんです。そしてやがてOKをもらい、結婚をし、今こうして旅をしているんですね。
Q2:なるほど、ルイさんの方から告白をしたんですね(笑)。旅人は基本的に1人の方がほとんどですが、2人旅のいところにはどんなことがありますか?
A2ルイ:そうですね、事務的な話になってしまいますが、例えばトイレに行く時やバスの中にいる時などに、お互いに荷物の管理が出来るとということなどは助かりますよね。地味な話かもしれませんが、海外の旅ではこれはとても重要なことなんです。
あと、情報収集力が2倍になりますね。バスの時間であったり観光場所の情報であったり、それを2人で集められることは大きいです。
サホ:私は思ったことや感じたことを話せる相手がすぐ傍にいることがとても大きいです。そしてその反応が、自分の考えていることと違ったりすることも刺激ですね。
例えば物乞いの子どもをミャンマーで初めて見たとき、私は何も出来なかったんです。そしてその時の想いをすぐに彼に話すことが出来て、彼には彼の意見があって・・・。そういう意見交換が出来ることはすごく大切だと思うんです。
ルイ:僕は昔一人旅をしたことがあるのですが、綺麗な景色を1人で見てもちょっと寂しいんですよね(笑)。でも2人で見ると、それを共有できる。小さな話に聞こえるかもしれませんが、すごく重要ですよね。
Q3:すごく分かります。僕も綺麗な景色を見て1人でいると、「おお~いいねぇ!」と1人で言っちゃいますが寂しいですよね・・・(笑)。でも2人だと、やっぱりもめることもりますよね・・・?
A3ルイ:アホみたいに一緒にいるので、やっぱりもめますよ(笑)。一緒に長くいる分、求めることが繊細になってくるんですよね。「こんなに一緒にいるのになんで分からないの?」みたいに思ってしまうんですよ・・・。
旅って宿のチェックや観光の情報収集など、けっこうルーティンワークなんですよね。だからお互いやることは分かっているんです。すると、お互いに「相手がやっていくれているだろう」とか思ってしまうんですよ。でもやっていなかったりして、そこでイライラしたり・・・。まぁ言ってしまえば相手への甘えなんですよね・・・。
サホ:私たちはけっこう節約旅をしているので、水1つ買うのにも気を使います。そこで私が「水を買いたい」となった時に、彼は「宿はすぐそこなのに、今買わなくてもよくない?」となったり・・・。本当に小さな話なんですが、ずっと一緒にいるともめたりすることはありますよ。
Q4:そうなりますよね、やっぱり。でも「もめられる」っていうこと自体が僕には羨ましいですよね・・・。ルートについては大丈夫なんですか?
A4:それは大丈夫なんですよ。ほとんど僕が決めて、それに彼女が合わせてくれる感じですね。
Q5:なるほど、それは大事なところですね(笑)。では2人で旅をしていて、一番よかったところは何ですか?
A5ルイ:マレーシアにプルフンティアン島というところがあるのですが、僕たちはけっこう綺麗な海は見てきたんですね。しかもマレー半島から船で30分ということだったので、全然期待していなかったんです。
ところが!行ってみてビックリしましたね!本当に綺麗で、しかも物価も安いし・・・。2人のテンションが一番上がった時かもしれません(笑)。
サホ:私はミャンマーのバガン遺跡で一緒に朝日を見られたことが最高でした。私は遺跡を見ながら音楽を聴くのですが、その音楽を彼と一緒に聴きたいと心から思いましたね。2人で来ることが出来て本当によかったな~と・・・。
Q6:いや~なんて言い話や!羨ましい!他の夫婦がもし一緒に旅をしたいと言っていたら、やはり勧めますか?
A6:サホ:そうですね、やはり勧めますね。
ルイ:僕も勧めますね。でも、その他の問題も指摘するかなぁ・・・。
実は僕らが知っている旅人夫婦にも、旅の途中や旅の後に分かれてしまった夫婦がいるんです。下らないことで喧嘩もたくさんするし・・・。一緒に長くいるが故に起こる問題もあるわけですよね・・・。
Q7:なるほど、それは口にはしたくないですけど、重要な話ですね・・・。そんな現実があることも知っておくべきですよね。では最後の質問なのですが、最近内向き内向きと言われている日本の若者に、ぜひお2人からメッセージをお願い致します!
Q7サホ:最初は世界一周に出るなんてことは、まるで宇宙旅行をするような気持ちだったんです。でも最初の一歩を踏み出すことで、それは出来ることだと分かりました。
まずは「最初の一歩」ですよね。その一歩を踏み出せば、必ず同じ気持ちの人がいます。実際に経験している人がいます。それに触れることで、私たちにも出来るんだなって分かりました。「興味があるなら一歩踏み出せ!」ですね。
ルイ:僕は昔から地図を見るのが好きで、トイレの便座の前に世界地図を張っておいたんです。
それをよく見たら、首都は赤い丸で囲まれているんですよね。そして自分の住んでいるところが赤丸で囲まれていることにふと気付いたんです。
僕は考えたんですね、この点の中にいることがもったいないと!メッセージというわけではないのですが、僕の考えを1つ参考にしてもらえたらと思います。
この旅の中で何組もの長旅ご夫婦にお会いして来たが、これほどまでに仲良く温かく旅をされているお2人もなかなかいなかった。たまたま共有スペースで一緒になったので話し掛けたのだが、本当に僕は素晴らしい時間を過ごすことが出来た。
そんな穏やかなお2人であるが、大きな力強さも感じた。そして僕は羨ましくて仕方なくも感じた。こんなに「楽しく仲良く気持ちよく」旅をされている夫婦なんてなかなか出会えるものではないからだ。
ご夫婦、あるいはカップルで旅をすることを夢見ている日本の方も少なくないのではないかと思う。しかし「最初の一歩」が踏み出せればそれは出来る。
旅をしていると「それは大変だよなぁ」ということをなされている人がたくさんいる。でも世界には、それを実行している人が実際にいる。そんな行動力がありつつも、こんなに温かいお2人に出会えたこと・・・。これは僕にとって、この旅の中の大きな財産である。
お2人の旅はまだまだ続くという。これからの更なる「楽しく仲良く気持ちのいい」旅を心から願わずにはいられない。
ルイさん、サホさん、お忙しい中ありがとうございました!カズベキの旅も最高に楽しかったです!これからもお気を付けて旅を続けて下さい~!
2014年5月10日。相変わらずの飲み放題のワインが止まらない、トビリシの安宿にて。
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《旅をしていると、「夫婦で世界一周」という方に度々お会いする。そしてこのグルジアで、僕は本当に「楽しく仲良く気持ちよく」旅をされているご夫婦にお会いした。もう見ている方が微笑ましくなるようなお2人なんですよね~!》
ということで今回は前置きなく、グルジアの首都トビリシの安宿で出会った「楽しく仲良く気持ちよく」旅をされているご夫婦、ルイさんとサホさんのインタビューレポートでございます!
「夫婦で世界一周をしてみたい」「新婚旅行を思い切って何か月も何年も・・・」などと考えたことがある方は少なくないと思うんですよね。でもそれを実行に移すとなると、相当のエネルギーと行動力が必要になります。
しかしそれを実行されているパワフルで温かいご夫婦、それがこのお2人です。ある意味で「みんなの夢を代表して」旅をされているお2人と、ワイン片手に色々とお話をお伺い致しました~!
Q1:ルイさんサホさん、どうぞよろしくお願い致します!まずはじめに、どうしてお2人で旅をしようと思ったんですか?
A2ルイ:僕は世界一周をしたいという夢がずっとあったんです。そして彼女は海外ボランティアをしてみたいという想いがあったんですね。
彼女へは僕の方から告白をしたんですが、その時「付き合って一緒に世界一周をしよう」とアプローチをしたんです。そしてやがてOKをもらい、結婚をし、今こうして旅をしているんですね。
Q2:なるほど、ルイさんの方から告白をしたんですね(笑)。旅人は基本的に1人の方がほとんどですが、2人旅のいところにはどんなことがありますか?
A2ルイ:そうですね、事務的な話になってしまいますが、例えばトイレに行く時やバスの中にいる時などに、お互いに荷物の管理が出来るとということなどは助かりますよね。地味な話かもしれませんが、海外の旅ではこれはとても重要なことなんです。
あと、情報収集力が2倍になりますね。バスの時間であったり観光場所の情報であったり、それを2人で集められることは大きいです。
サホ:私は思ったことや感じたことを話せる相手がすぐ傍にいることがとても大きいです。そしてその反応が、自分の考えていることと違ったりすることも刺激ですね。
例えば物乞いの子どもをミャンマーで初めて見たとき、私は何も出来なかったんです。そしてその時の想いをすぐに彼に話すことが出来て、彼には彼の意見があって・・・。そういう意見交換が出来ることはすごく大切だと思うんです。
ルイ:僕は昔一人旅をしたことがあるのですが、綺麗な景色を1人で見てもちょっと寂しいんですよね(笑)。でも2人で見ると、それを共有できる。小さな話に聞こえるかもしれませんが、すごく重要ですよね。
Q3:すごく分かります。僕も綺麗な景色を見て1人でいると、「おお~いいねぇ!」と1人で言っちゃいますが寂しいですよね・・・(笑)。でも2人だと、やっぱりもめることもりますよね・・・?
A3ルイ:アホみたいに一緒にいるので、やっぱりもめますよ(笑)。一緒に長くいる分、求めることが繊細になってくるんですよね。「こんなに一緒にいるのになんで分からないの?」みたいに思ってしまうんですよ・・・。
旅って宿のチェックや観光の情報収集など、けっこうルーティンワークなんですよね。だからお互いやることは分かっているんです。すると、お互いに「相手がやっていくれているだろう」とか思ってしまうんですよ。でもやっていなかったりして、そこでイライラしたり・・・。まぁ言ってしまえば相手への甘えなんですよね・・・。
サホ:私たちはけっこう節約旅をしているので、水1つ買うのにも気を使います。そこで私が「水を買いたい」となった時に、彼は「宿はすぐそこなのに、今買わなくてもよくない?」となったり・・・。本当に小さな話なんですが、ずっと一緒にいるともめたりすることはありますよ。
Q4:そうなりますよね、やっぱり。でも「もめられる」っていうこと自体が僕には羨ましいですよね・・・。ルートについては大丈夫なんですか?
A4:それは大丈夫なんですよ。ほとんど僕が決めて、それに彼女が合わせてくれる感じですね。
Q5:なるほど、それは大事なところですね(笑)。では2人で旅をしていて、一番よかったところは何ですか?
A5ルイ:マレーシアにプルフンティアン島というところがあるのですが、僕たちはけっこう綺麗な海は見てきたんですね。しかもマレー半島から船で30分ということだったので、全然期待していなかったんです。
ところが!行ってみてビックリしましたね!本当に綺麗で、しかも物価も安いし・・・。2人のテンションが一番上がった時かもしれません(笑)。
サホ:私はミャンマーのバガン遺跡で一緒に朝日を見られたことが最高でした。私は遺跡を見ながら音楽を聴くのですが、その音楽を彼と一緒に聴きたいと心から思いましたね。2人で来ることが出来て本当によかったな~と・・・。
Q6:いや~なんて言い話や!羨ましい!他の夫婦がもし一緒に旅をしたいと言っていたら、やはり勧めますか?
A6:サホ:そうですね、やはり勧めますね。
ルイ:僕も勧めますね。でも、その他の問題も指摘するかなぁ・・・。
実は僕らが知っている旅人夫婦にも、旅の途中や旅の後に分かれてしまった夫婦がいるんです。下らないことで喧嘩もたくさんするし・・・。一緒に長くいるが故に起こる問題もあるわけですよね・・・。
Q7:なるほど、それは口にはしたくないですけど、重要な話ですね・・・。そんな現実があることも知っておくべきですよね。では最後の質問なのですが、最近内向き内向きと言われている日本の若者に、ぜひお2人からメッセージをお願い致します!
Q7サホ:最初は世界一周に出るなんてことは、まるで宇宙旅行をするような気持ちだったんです。でも最初の一歩を踏み出すことで、それは出来ることだと分かりました。
まずは「最初の一歩」ですよね。その一歩を踏み出せば、必ず同じ気持ちの人がいます。実際に経験している人がいます。それに触れることで、私たちにも出来るんだなって分かりました。「興味があるなら一歩踏み出せ!」ですね。
ルイ:僕は昔から地図を見るのが好きで、トイレの便座の前に世界地図を張っておいたんです。
それをよく見たら、首都は赤い丸で囲まれているんですよね。そして自分の住んでいるところが赤丸で囲まれていることにふと気付いたんです。
僕は考えたんですね、この点の中にいることがもったいないと!メッセージというわけではないのですが、僕の考えを1つ参考にしてもらえたらと思います。
この旅の中で何組もの長旅ご夫婦にお会いして来たが、これほどまでに仲良く温かく旅をされているお2人もなかなかいなかった。たまたま共有スペースで一緒になったので話し掛けたのだが、本当に僕は素晴らしい時間を過ごすことが出来た。
そんな穏やかなお2人であるが、大きな力強さも感じた。そして僕は羨ましくて仕方なくも感じた。こんなに「楽しく仲良く気持ちよく」旅をされている夫婦なんてなかなか出会えるものではないからだ。
ご夫婦、あるいはカップルで旅をすることを夢見ている日本の方も少なくないのではないかと思う。しかし「最初の一歩」が踏み出せればそれは出来る。
旅をしていると「それは大変だよなぁ」ということをなされている人がたくさんいる。でも世界には、それを実行している人が実際にいる。そんな行動力がありつつも、こんなに温かいお2人に出会えたこと・・・。これは僕にとって、この旅の中の大きな財産である。
お2人の旅はまだまだ続くという。これからの更なる「楽しく仲良く気持ちのいい」旅を心から願わずにはいられない。
ルイさん、サホさん、お忙しい中ありがとうございました!カズベキの旅も最高に楽しかったです!これからもお気を付けて旅を続けて下さい~!
2014年5月10日。相変わらずの飲み放題のワインが止まらない、トビリシの安宿にて。
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