真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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極限状態の中で『堕ちゆく者の記録』

2009-03-14 | 読了本review
本日はちょっと前の本で

秀香織里さん『堕ちゆく者の記録』
 目覚めると檻の中にいた自分。現れたのは勤務先の青年社長である目的の為
 1ケ月監禁すると言う。彼は自身をKと呼び、自分をAと呼び始める。
 名前と自由を剥奪され、身体から精神まで支配されても理性を保てるのか?!

もともとSMや陵辱系のお話をかかれる方なので
結果的にハッピーエンドというか、
まとまるとは思いつつも監禁ものって結構キツメなので、
なかなか手をつけられませんでした

自分の生い立ちから周りに合わせて生きる中で
押し殺してきた自身の欲望を
普通の男である主人公が同じような環境に入れられた場合、
どうなるのかという始まりなのですが、
最後にまた社長の元に戻る主人公にとって
極限の中での刷り込みでは無いのか

小説という読み物の世界なので
あまり現実的な事を考えると面白さが半減しますが、
世界が二人で終れるならば、
お互いしかいない世界の中で生きる事が出来るのでしょう
コメント
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