本日もルビーの新刊です
高遠琉加さん『成澤准教授の最後の恋』
フランス文学の准教授である攻様はなにもかもつまらない日々を
送っています。ある日思い立って訪れた出版社で、まるで非常階
段から飛び降りようとしているかのような青年を助けますが?!
今回は私立大学文学部フランス文学科の准教授と
老舗出版社の純文学文芸誌の新人編集者のお話で、
攻様視点で二人の出会いから恋人になるまでと
受様視点でその後の二人のラブな番外編を収録
攻様は洗練された容姿をもつ
私立大学文学部仏文学科の准教授。
翻訳者としての顔も持つ攻様の翻訳本は
作者のイメージと相まって
同種の本より三割増しで売れ、
片手間に書くエッセイも
女性達にはすこぶる好評
知名度も収入も上がっている上、
人並み以上の容姿と頭を持つ攻様は
恋愛相手にも不自由ない生活なのに、
毎日がつまらない
そんな攻様に変化をもたらすのが
攻様の悪友が副編集長を務める
純文学文芸誌の新人編集者である受様です
受様は地味な顔立ちのおとなしい青年で
攻様も編集部で悪友に紹介されても
特に気にもしなかったのですが、
有る事がきっかけで攻様は受様に興味を持ちます。
その出来事で小指を骨折した攻様は
小説を書く事の条件として
受様を担当者にと指名します。
かくて受様は攻様の担当編集者になりますが、
受様が長く片思いをしていると知り、
更なる興味を惹かれます。
自分には縁の無い純愛をしているらしい彼に
好かれたらどんな感じなのだろう?
男は女の最初の男になりたがり、
女は男の最後の女になりたがる。
次第に彼の視線の先に
自分を映したいと思い始める攻様恋は
コレが最後の恋たり得るのか
一人に縛られる恋愛など考えられなかった攻様と
たった一人を長く思ってきた受様の恋物語です。
高遠作品はどちらかと言うと
ちょっと硬いイメージが有りますが、
今回のお話も仏文学の准教授と
純文学文芸誌の新人編集者のお話なので
文化や芸術に対するロマンを感じさせるお話です
最初は単なる好奇心だったのに
受様の人柄を知る事で次第に彼に執着していく攻様。
彼に惹かれずにはいられない攻様の葛藤と
受様の過去の恋人が実は…という
最後のどんでん返しが見事でしたね
続編短編の受様視点の後日談では
受様の過去の恋に嫉妬する攻様の様子が散見。
まとまった後ならではの甘さが良かったです
高遠琉加さん『成澤准教授の最後の恋』
フランス文学の准教授である攻様はなにもかもつまらない日々を
送っています。ある日思い立って訪れた出版社で、まるで非常階
段から飛び降りようとしているかのような青年を助けますが?!
今回は私立大学文学部フランス文学科の准教授と
老舗出版社の純文学文芸誌の新人編集者のお話で、
攻様視点で二人の出会いから恋人になるまでと
受様視点でその後の二人のラブな番外編を収録
攻様は洗練された容姿をもつ
私立大学文学部仏文学科の准教授。
翻訳者としての顔も持つ攻様の翻訳本は
作者のイメージと相まって
同種の本より三割増しで売れ、
片手間に書くエッセイも
女性達にはすこぶる好評
知名度も収入も上がっている上、
人並み以上の容姿と頭を持つ攻様は
恋愛相手にも不自由ない生活なのに、
毎日がつまらない
そんな攻様に変化をもたらすのが
攻様の悪友が副編集長を務める
純文学文芸誌の新人編集者である受様です
受様は地味な顔立ちのおとなしい青年で
攻様も編集部で悪友に紹介されても
特に気にもしなかったのですが、
有る事がきっかけで攻様は受様に興味を持ちます。
その出来事で小指を骨折した攻様は
小説を書く事の条件として
受様を担当者にと指名します。
かくて受様は攻様の担当編集者になりますが、
受様が長く片思いをしていると知り、
更なる興味を惹かれます。
自分には縁の無い純愛をしているらしい彼に
好かれたらどんな感じなのだろう?
男は女の最初の男になりたがり、
女は男の最後の女になりたがる。
次第に彼の視線の先に
自分を映したいと思い始める攻様恋は
コレが最後の恋たり得るのか
一人に縛られる恋愛など考えられなかった攻様と
たった一人を長く思ってきた受様の恋物語です。
高遠作品はどちらかと言うと
ちょっと硬いイメージが有りますが、
今回のお話も仏文学の准教授と
純文学文芸誌の新人編集者のお話なので
文化や芸術に対するロマンを感じさせるお話です
最初は単なる好奇心だったのに
受様の人柄を知る事で次第に彼に執着していく攻様。
彼に惹かれずにはいられない攻様の葛藤と
受様の過去の恋人が実は…という
最後のどんでん返しが見事でしたね
続編短編の受様視点の後日談では
受様の過去の恋に嫉妬する攻様の様子が散見。
まとまった後ならではの甘さが良かったです