本日はガッシュの新刊で
栗城偲さん『蛍火』
大学教授の攻様は小説家の受様と学生時代から連れ添って二十年の恋人。
しかし、ここ数年は一緒に暮らしながらもセックスどころかまともな会話
もない日々。ある日、些細な諍いから攻様は家を飛び出す!!
BL作品の場合、
ほとんど二人がまとまるまでがメインですが、
本作はそのずーと先に起こった出来事になります
同居から20年、
少しづつ積み重なっていた齟齬が口喧嘩をきっかけにほごれ、
繰り返されてきた日常が断られた事で
二人其々が過去を振り返り、未来を見つめなおすというお話
本作の二人はともに今年40才。
攻様は文学部教授として私立大学で働き
受様は小説家として在宅で仕事をしています。
二人は大学卒業とともに同居をして20年、
恋人として長い時を共にしてきました。
自分と違った感覚を持つ受様だからこそ惹かれ
共に暮らす事を選んだはずでしたが、
いつの頃からか二人の時間がすれ違い、
攻様は今の生活に多大な疲弊を感じていました
ある日、
帰宅した攻様は受様と些細な事から口論となり
衝動的に家を飛び出し、
浮気相手を探しに新宿で
出会った頃の受様にそっくりな青年に出会います。
お金ではなく攻様の時間が欲しいと言う青年に
攻様は自分の時間を提供しようと即決します。
二人は青年の希望で北の地を目指すのですが、
青年の真に望んでいたのは…
本編の攻様サイドは投稿作で加筆修正の上、
受様視点と続編を加えて文庫化された本作。
二人其々の視点で三日間が語られるので
時間の流れと二人の思いに厚みが増して
最後まで一気に読ませられました
好きだという気持ちだけでは
長く一緒にはいられないのかという恋愛の命題への
一つの答えが本作なのかな
本日のランキング・9590位/1352394ブログ
栗城偲さん『蛍火』
大学教授の攻様は小説家の受様と学生時代から連れ添って二十年の恋人。
しかし、ここ数年は一緒に暮らしながらもセックスどころかまともな会話
もない日々。ある日、些細な諍いから攻様は家を飛び出す!!
BL作品の場合、
ほとんど二人がまとまるまでがメインですが、
本作はそのずーと先に起こった出来事になります
同居から20年、
少しづつ積み重なっていた齟齬が口喧嘩をきっかけにほごれ、
繰り返されてきた日常が断られた事で
二人其々が過去を振り返り、未来を見つめなおすというお話
本作の二人はともに今年40才。
攻様は文学部教授として私立大学で働き
受様は小説家として在宅で仕事をしています。
二人は大学卒業とともに同居をして20年、
恋人として長い時を共にしてきました。
自分と違った感覚を持つ受様だからこそ惹かれ
共に暮らす事を選んだはずでしたが、
いつの頃からか二人の時間がすれ違い、
攻様は今の生活に多大な疲弊を感じていました
ある日、
帰宅した攻様は受様と些細な事から口論となり
衝動的に家を飛び出し、
浮気相手を探しに新宿で
出会った頃の受様にそっくりな青年に出会います。
お金ではなく攻様の時間が欲しいと言う青年に
攻様は自分の時間を提供しようと即決します。
二人は青年の希望で北の地を目指すのですが、
青年の真に望んでいたのは…
本編の攻様サイドは投稿作で加筆修正の上、
受様視点と続編を加えて文庫化された本作。
二人其々の視点で三日間が語られるので
時間の流れと二人の思いに厚みが増して
最後まで一気に読ませられました
好きだという気持ちだけでは
長く一緒にはいられないのかという恋愛の命題への
一つの答えが本作なのかな
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