真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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ただ…大切な人の為に『花嫁は伯爵と恋に咲く』

2010-08-03 | 読了本review
本日はビーボーイです

水瀬結月さん『花嫁は伯爵と恋に咲く』
 天涯孤独の受様は、偶然出逢った精悍な伯爵に絵の才能を認められ、
 彼の豪邸で勉強をさせてもらえることになる。華やかな世界に戸惑い
 ながらも必死で努力する受様だが、伯爵にはある策略が合って…

雑誌掲載作に書き下ろしを加えてのノベライズですが
本作は書き下ろしの方が表題作になります

今回は受様を引取る投資家で貴族院議員の伯爵と
大店に住込奉公している天涯孤独の少年の
二人の出会いから気持ちが通じ合うまでと
攻様を選んで生じた生家の後継問題の顛末を収録。

受様は京都の老舗旅館で女中をしている
母のみを家族として育ちます。

受様は絵を描く事が好きでしたが
母をも亡くしてからは生きるだけで
精一杯の境遇にありました。

ある春の日、
墨で桜を描いていた受様は
英国紳士のような立派な身なりの男性に

攻様は受様に共に来るなら
好きなだけ絵を描かせてやると言い、
受様は彼とともに東京へと旅立ちます。

彼こそが今回の攻様になりますね

攻様は
投資での成功で侯爵位を得た新華族。

受様は彼の後援で
画家を目指すモノと思っていましたが
攻様は受様が攻様の為に絵を描く限り
攻様と対等な立場なのだと言います

しかし素描のモデルになりながらも
受様には攻様の言動には
絵画への興味は全く感じられません。

しかしどんな理由があろうと受様は
自分を気にかけてくれる攻様の
役に立つ人間になりたい、嫌われたくない
と言う気持ちが日増しに強くなっていきます。

そんな時、受様は攻様の友人の子爵から
君は攻様に利用されているのだと告げられます

果たして攻様の目的とは何なのか
そしてその時受様はどうなる

攻様はある公爵家の後ろ盾を得る為
原因不明の病で眠り続ける公爵の
落胤探しをしていたのですが、
探し出した受様は自分を疑うことなく
慕ってくれるような少年で

攻様に利用されていると知っても
役に立つならばと思うような受様を
突き離せるほどの男なら
受様が好きになるはずがないのですよね

そして二人はお互いの手をとるのですが
実はこの時点でまとまっているの二人の恋のみ。

公爵も依然目覚めないままなので
侯爵夫人が夫の息子と認めても
正しくは受様の身元は宮内庁での調査待ち、
受様の後継問題等の諸問題も未解決で
次の続編に問題は持ちこされています

続編は本編では目覚めを待たれていた
受様の父親が目覚めてからの話になります。

普通続編はまとまった後のラブラブが主流ですが
本作の続編は本編でやり残されたというか
納められなかった問題点の解決編、
本編と続編というより
一章、二章って感じな展開で
最後まで楽しく読めましたよ
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やっと戻ってきました♪

2010-08-03 | 小説
本日は出版社の差替え本が戻ってきました

崎谷さんの『INVISIBLE RISK』の2巻目が
イラストが間違っていて回収・差替との事で
送っていたのですが、

判った時点でもう止まらなかったのでしょうが
すぐ出しても3巻目の発売以降じゃないと届かずで
とにかくサッサカサッサカ読んだ印象しかない

3巻まで読んじゃったし、
内容的にもやっぱ初期作品らしく
今の崎谷作品程は読み応えなくて
またすぐ読み返すってほどでもないのですよね

その気になるのはいつ頃かな~
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