真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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純な視線は理性も解かす『天使の甘い誘惑』

2010-08-26 | 読了本review
本日はルビーの新刊です

黒崎あつしさん『天使の甘い誘惑』
 弟とともに血の繋がらない脚本家の叔父の家に居候中の受様。大好きな
 叔父との同居なのに控えめな性格ゆえに素直に甘えられずにいたのだが、
 叔父の風邪の看病中に突然彼に抱きしめられてしまい?!

今回はTVドラマの脚本から紀行本等も書く物書きと
母の死と父の海外赴任で叔父宅に住む高校生のお話で
極端に内気で臆病な受様の初恋成就の物語になります

受様は子供の頃から
明るい弟の影になりがちな受様を
いつも気にかけてくれて気遣ってくれる母の弟、
受様にとっては叔父にあたる人に恋をしています

そしてこの叔父こそ
今回のお相手である攻様になのですよ

攻様は両親を早くに亡くし、
彼の実父の親友だった受様の祖父に
養子として引取られていた為、
受様と攻様に血のつながりはありません。

攻様は
テレビドラマの脚本家をやりつつ
紀行本等も書くアクティブ系の物書きで
広い一軒家で悠々自適に暮らす独り者。

受様と弟は
春に長患いしていた母親が亡くし
父親が海外企業への転職した為
受様宅の近くに居を構えていた攻様宅に
居候して高校に通っていました。

母が入院している頃から家事全般をしていた受様は
攻様の役に立とうと頑張るのですが
攻様を前にすると無駄に緊張してしまって
普通に話しかける事もままなりません

そんなある日、
攻様が冷房を付けたまま寝込んで
風邪を引き込み高熱を出してしまい、

甲斐甲斐しく世話していた受様が
寝酒代りにとブランデーを垂らした紅茶を
下戸の攻様に飲ませた事から
理性を失った攻様に押し倒させてしまいます

果たして受様の恋の行方はいかに

受様視点でお話が進むのですが
端々に攻様視点での展開も有り、
早い段階で二人が両思いなのは丸わかりなので

お互いの誤解と思い込みがスレ違いを呼んで
なかなかまとまらない様子をハラハラ、
ワクワクして楽しむお話って感じですね

明るくて物怖じしない上ブラコンな弟、
破天荒ながらも面倒見の良い親友、
元モデルで今は美人実業家の叔母(受様の父の妹)等
二人を取り巻くキャラも個性的で
最後に二人がまとまるまで面白く読めましたよ
コメント
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