真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

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それぞれの思いの果てに『月夜の子守唄』

2010-08-22 | 読了本review
本日はリンクスの新刊です

清白ミユキさん『月夜の子守唄』
 幼少時に盗賊両親を殺された元武家の受様は仇討の為、伝説ともいわれる
 盗賊を追っている。久しぶりに江戸に戻った受様は火事に遭遇し、盗賊の
 仕業だと確信するが、現場で機動衆の頭に疑いを持たれ拘束される!!


将軍直属配下で最強部隊機動衆の若き頭と
両親の敵である忍び崩れの盗賊団を追う男のお話で
清白さん初の時代劇です

受様は1忍び崩れの窃盗団に両親を殺されて以来
仇討すべく彼らを追っています。

受様が追う窃盗団・九尾の狐は
金さえ合えばどんなことでもする上
姿を見られれば平気で人を斬り
危うくなれば火を放つ事さえ厭わない為
役人は彼らについて詳細を把握出来ずにいました。

受様も彼らの跡を追い続け放浪する間に
知り合った裏稼業の連中から情報を得て
何度か九尾の狐の頭に迫っても仇討ちには至れません

受様は10年ぶりに訪れた江戸で
九尾の狐の仕業と思われる火事に遭遇、
あやしい逃走する人影を追いかけます。

しかし、その受様の行動こそが
火事場で指揮を執っていた機動衆の目を引きつけ、
機動衆頭と刃を合わせてしまいます。

その機動衆の頭こそが
今回の攻様その人になります

機動衆とは将軍直属の配下であり
全てにおいて得意な権力をもつ彼らは
日の本一、最強の部隊と言われる集団で有り
受様も彼らに刃をむけることは得策でないと
逃げる道を選びますが

その態度で更に攻様の不審を買い、
翌日受様は町中で攻様に捕縛され
むち打ちでの激しい詰問に合う事になります。
果たして受様は無事に仇討ができるのか

その後、
受様の幼馴染である攻様の部下によって
身元が保証され受様は、
攻様とともに九尾の狐を追う事になります。

二人の目指す窃盗団の捕縛と仇討に
お互いへの恋情がいい感じに絡まっていて
最後までハラハラな展開が面白かったです

お仕事出来て見た目は十分立派な攻様が
見た目は優しげなのに中味は攻様より男前な受様に
メロメロっていう組合せが大好きな私には
カプ的にもすっごくツボでしたね

二人の間に波風立てる様な人物登場での
次作を期待してしまいます
コメント
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