真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
ブログ内キーワードは【ブックマーク】からGO!

偽られたモノに隠されたモノ『いたいけな嘘』

2011-08-03 | 読了本review

本日もシャレードです

柊平ハルモさん『いたいけな嘘』
 洋画を扱う美術商の攻様はとある絵の真贋を確かめるため、イタリアを訪れる。
 手がかりはマフィアに近いと噂されるある人物。協力を見込めない相手とのコネ
 を模索する攻様の前に天使のような美貌の少年が現われるのだが・・・

良くも悪くも世俗にまみれた攻様が
純な受様とであって再びピュアな心を取り戻す
柊平さんお得意の年の差ラブになります

攻様の父は世界と競える画商とまで言われましたが
先日儚くなり、攻様は四代目を継承します。

しかし、亡くなった父が私的に入手した一枚の絵画が
異色の天才画家の不出世の策であった事から
その真贋を確かめるべくイタリアまで出向く事に。

というのもその画家は
閉鎖的な日本画壇を嫌ってイタリアに渡り
かの地で若くして亡くなった上、

彼を庇護したイタリア旧家の当主は
庇護下で描いた作品の全てを所有する程の
コレクターだったのです

その上庇護者は件の画家の作品を入手する為なら
盗作や贋作にも手を染めているという
黒い噂が絶えない優雅な犯罪者と呼ばれていて

旧友を介して実際に対してみると
紳士の癖があり過ぎる厄介な相手でした。

とにかく種をまいて彼の家を辞した攻様は
帰路で一人の美少年と運命的な再会を果たします。
この美少年こそ今回の受様です

受様は日本語を話しますが
日本人というわりには色素の薄い瞳を持ち
どこかアンバランスな表情の持ち主でした。

受様は出会ったばかりの攻様に
自分を日本に連れて行って欲しいと言うのです。

はたして受様の真意とは
そして攻様の父の絵の真贋とは

受様は件の画家と関係のある人物で
画家と庇護者と受様が絡まって
攻様の父が入手した絵画へと繋がって行くのですが

何となく先が読めそうな展開ながらも
マフィアや軍警察まで登場する
攻様の父の絵画を巡っての
庇護者と攻様との丁々発止に加えて

最初は駆引きに利用しようとした
受様を知るに内に彼に惹かれ

忘れかけていた絵画に対する
情熱取り戻すという

一粒で三度美味しい的な展開で
最後のハッピーエンドまで
ハラハラ一杯で楽しく読めました

盛り沢山ぽいですが
結構サラサラ読めて
読後感も良かったですよ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

全サCDを申し込み♪

2011-08-03 | CD・DVD

今日は全サを申し込みです

コバルトドラマCD2011

昨日も書いたようにコレだけの為に買ったので
早々に申し込みしてきました

コバルトのこの企画は
もう随分前から続いている企画ですが

最近ケースが紙ケースになって
収録作品数も減ってチャチくなったのですが

今回雑誌のリニューアルにかけて
収録作品数が増えていて頑張った感がありあり

現代版の炎ミラが載ってるうちは
伸びたって感じがしないな

頑張って入ると思うのですけど
やっぱりお話が良くないとね




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする