真夜中のつぶやき <murmur to oneself at midnight>

日々のちょっとした楽しみに・てんてんの書籍買物&萌review♪
ブログ内キーワードは【ブックマーク】からGO!

嘘に隠された真実『秘書喫茶 ―レイジータイム―』

2012-06-10 | 読了本review

本日はリンクスで

火崎勇さん『秘書喫茶 レイジータイム』
  米国で社長秘書をしていた受様は日本から来た旅行者と恋に落ち
 恋人となるが、彼が社長の庶子だった事から捨てられてしまう。帰
 国後に秘書代行業を始めた受様だったが、そこに攻様が現れて?!

受様の元恋人の米国企業の若社長と
会員制の私設秘書紹介所のオーナーの再会ラブになります

受様は母親の仕事の関係で
日本人ながらNYで長く生活をしていたため
母の死後も日本に帰らず
母親の上司だった大手企業の社長の援助を得て
大学に通いながら働く事にします。

とは言え学生の身ではできたのは
社長の身の回りの事くらいで
社長の隠し子ではという噂さえたてられます

実際は受様は
社長が探している庶子の代用でしかなく
受様は息子探しにも協力を惜しみませんでした。

大学卒業後、
正式な社長秘書となった受様は
傷心旅行でNYを訪れた青年と恋をします。
彼が今回の攻様になりますね

受様に惹かれていた攻様は
何度も渡米し二人は恋人同士になりますが
攻様が社長の実子だと判明した事から
二人の関係は破局してしまいます

恋に破れた受様は帰国して
会員制の私設秘書紹介所を始め
月日が流れますが

その間に攻様は
病床の父に代って会社を継ぎ
受様が彼の会社が日本進出をするのでは
との噂を耳にしたある日、
攻様が秘書喫茶にやってきます

その男がお前と逃げた男か

意味不明で傲慢な程の攻様の態度に
受様は心を痛めますが

その二週間後攻様は
他の会員に伴われて秘書を探しに現れます。

果たして攻様の目的とは

既刊『秘書喫茶 ビジネスタイム』続く2作目は
秘書喫茶のオーナーの恋物語になります

受様と攻様の恋の始まりと破局、
秘書喫茶を始める間に至る過程を交えながら
再び二人が恋人関係に落ち着くまで

攻様のバカ!攻様のバカ攻様の馬鹿

と心の中で何度叫んだか判りません

二人の仲を裂いたのは
攻様を手に入れたかった社長がついた
受様の言動についての嘘が発端なのですが

攻様が受様の話を聞く耳を持っていたら
二人の破局は無かったはずなのですよね。

まぁ、ソレを言ったらそもそも話が成り立たないし
嫌いで別れた訳ではない2人なので
受様と一緒に攻様の言動にハラハラしながら
読むのが正しい読み方かもです。

恋人を得た受様は秘書喫茶から退きますが
秘書喫茶シリーズは続けて欲しいです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする