褪せた本母の温もり今もなお (上床)てんがらもん川柳教室でした

2017-11-09 | 日記

2017年11月9日(木)9896歩

番組視聴できます

http://www.ustream.tv/recorded/109654243

 6:55のバスで 7:00頃下車・・さらに歩いて郵便局まで

 ちょうど左上に顔を見せました。これから毎日少しづつ右に

 移動していきます。真ん中に来るのはあと何日かな?

 そのためには時間・・も少しずつ遅くなりますので温泉帰り

 の時間の調整をすることになります。

 

 今日はパネル用の写真を撮ります(津曲さんと上床さん)

 

 

 平均年齢は4人で72歳でした。

紅雀さん「 今日は明るい色を着てきます。」「じゃあchidoriは引き立て役でしまった色を」

 

 

 

 

 

 

11月川柳 「本」 22名 44句

0 やまいもほったさん

棄てるまで2度は開いた大百科 

 おもしろいけど理屈っぽいなぁ

⇒さようなら2度は開いた大百科

新年号は付録結わえた太鼓腹 

 太鼓腹がおもしろい

1あさがおさん

孫に読むカラスのパン屋今宵また

 実際の本の名前を入れたから説得力がある

通販に消えゆく書店 世の流れ 

 状況句に終わっているかも 下句に工夫を

⇒通販に消えゆく書店3軒め など

2田舎もんさん

膝の上古い絵本をせがまれる

 お孫さんでしょうか、ほほえましいです

古本屋真っ赤な栞目に留まり

こちらも素敵な句です

3ボブさん

初恋の詩織はさんで返す本

 しおり(栞)ですね? 初恋の栞?

⇒初恋に栞はさんで返す本

貸し本の涙の沁みにそっと触れ

 優しい句です

4 kaoさん

君が好きという本借り棚ガラリ

 下5が分からない 本棚の扉を開けたのかな

⇒あの人が好きという本借りてくる

さあいこうページめくれば別世界

 ちょっと標語っぽくなりましたね

5スーちゃん

愛読書人生語る生き字引

 生き字引は人間のことなので、

生き字引が誰なのかわからないです 

昔日は月の灯りで本を読み

 勉強熱心な方はこうだったのですよね

 電気もない頃のお話

6 なつめさん

声色を変えて三役読み聞かせ

 楽しい句です

編んだ本終活整理うるむ目で 

 ご自分で本を編集されたのですね

 その本を処分されている様子、涙ながらに

7のびたさん

小学生本より付録眼輝く

 う~ん、何か窮屈に言葉が並んでいます

⇒小学生本の付録に手が伸びる

図書券で探す嬉しさ店の中

 頂いた図書券を握りしめて本屋さんを

行ったり来たりする様子が見えますね

8 魔女さん

幼きの童話の世界ゆめ開く

⇒幼き日の・・・

本開き読書の秋も根気なし 

 もう一歩踏み込みましょう

⇒本開き読書の秋も眠くなる

9 新屋敷ばあちゃん 

1ページ進まぬうちにもうあくび

 上手です、無駄がない

読み聞かせ孫より先に涙ぐみ

 こちらもいいですね

10 ピッコロさん

兄が買う平凡パンチで育てられ

 下5がどうも不自然な感じがします

⇒兄の買う平凡パンチ先に読み

エロ本を布団に敷いて見つけられ 

 なんか、本当っぽいですね

11 おじんさん

西郷どんは清少納言読んだかな

 はて、どうでしょうか。

ラブレター小説まねて書いてみた

 ずるいけど、こんな人他にも居そうです

12 Chidori

あらここだ夫へそくり広辞苑 

 楽しい読書でしたね

出版社西郷(せご)どん大河でひと稼ぎ

 報告句で終わっていませんか

13 ひまわりさん

人生を決める力の読書量

「力」は句を分かりづらくしているかも

⇒読書量それで人生決まります

初恋はハイネ詩集で手ほどきを

 美しい句ですね

 

14 ヤングママ

絵本から広がる世界宇宙まで

 その通りですね

わが子にと借りた絵本に教えられ

 いい本を借りました

15 川畑美智子さん

秋の夜1行も読まずもういびき

 中8なので

⇒秋の夜1行目からもういびき

ベストセラー前書き読んでひと眠り

 難しい本だったのでしょうね

16 kaeruさん

この続き霊前で読む聴いてくれ

 ご友人の葬儀でしょうか

「本」とは限りませんね、手紙かもしれない

吾輩の生まれ在所は本である

「吾輩は猫である」のことでしょうが、

 独りよがりの句になりました

17 津曲さん

冬の夜本読む窓に雨しげく

 きれいにまとまっています

ひまを見て好きな本読む至福感

 こちらもなかなか良いです

18 Mappeeさん

読み聞かせ子らより先に眠りつく

 下5が不自然ですね

⇒読み聞かせ子らより先に寝てしまう

調べもの昔は辞書今スマホ

 中6なので、「昔は辞書で」となりますが

 報告句の域を出ていません

19 ひげ爺さん

知りたいの今どんな本読んでるの

 切ない恋心ですね、歌詞のようです

長編の栞のモミジ色褪せて

 こちらも素敵です

20 上床久

褪せた本母のぬくもり今もなお

 とてもいいです、言うことなし

本棚を指さす孫に目尻下げ

 こちらもお上手です

 

 

21 辻鈴音

本を読みこころ磨けと父のいう

 報告句かな?

秋ふかし本がこころの友となり

 いいですね

 

入選(順不同)

新年号は付録結わえた太鼓腹 やまいもほった

孫に読むカラスのパン屋今宵また  あさがお

古本屋真っ赤な栞目に留まり  田舎もん

さあいこうページめくれば別世界  kao

昔日は月の灯りで本を読み   スーちゃん

編んだ本終活整理うるむ目で   なつめ 

図書券で探す嬉しさ店の中   のびた

幼き日の童話の世界ゆめ開く   魔女

1ページ進まぬうちにもうあくび 新屋敷ばあちゃん

エロ本を布団に敷いて見つけられ ピッコロ

ラブレター小説まねて書いてみた   おじん

初恋はハイネ詩集で手ほどきを  ひまわり

絵本から広がる世界宇宙まで  ヤングママ

ベストセラー前書き読んでひと眠り  美智子

冬の夜本読む窓に雨しげく   孝子

ひまを見て好きな本読む至福感  孝子

読み聞かせ子らより先に寝てしまう Mappee

長編の栞のモミジ色褪せて  ひげ爺

本棚を指さす孫に目尻下げ  久

膝の上古い絵本をせがまれる  田舎もん

佳作5:秋ふかし本がこころの友となり  鈴音

佳作4:貸し本の涙の沁みにそっと触れ   ボブ

佳作3:あらここだ夫へそくり広辞苑   Chidori

佳作2:読み聞かせ孫より先に涙ぐみ 新屋敷ばあちゃん

佳作1:声色を変えて三役読み聞かせ   なつめ

準特選2:わが子にと借りた絵本に教えられ ヤングママ

準特選:知りたいの今どんな本読んでるの  ひげ爺

特選:褪せた本母のぬくもり今もなお  久

選者吟 読みつくしましたと本のお礼状 紅雀

12月のお題は「粒・つぶ」です。(粒よりのつぶ)

先ほどやまいもほったさんの句が届きましたすごっ!

今日は相変わらずにぎやかでお聞きづらい?かもですが

結果だけを紙面で見るより勉強になりますよ。

 夜はメサイアの練習日です。だから早めにアップします。

 また後で再編集しましょう。

 

 

 

コメント (20)
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