魂魄の狐神

天道の真髄は如何に?

「左右に関係無く国民主権を護る立場であれば憲法前文は死守すべき」➁

2016-04-26 19:27:21 | 憲法考
[政党政治は国民主権に反する。]

 政党政治は終焉させなければなら無い。政治的に色の付いた信条を持っている政治屋は国民を自分達の政治信条に加担させようと懸命になる国民主権の政治に反する輩である。憲法前文1段には、

 「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。其れは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」と在り、初手から政治屋個人の政治的偏向信条を持って国民の代表となること自体が「現行憲法の基本原理」から外れるものである。
 政治屋が行う凡ゆる政策決定は、主権者である国民からの意見を集約すべきものでなければならないのだ。
 幾ら、抑「国政が、国民の厳粛な信託によるものであつた」としても、「国政によって生じる福利は主権者である国民が享受すべきものである」のであれば、政治を執行する代表者として「国民の厳粛な信託」があったとしても、「信任された代表者が行う権力の執行」も、主権者である国民の意向に沿ったものでなければならないことは当然である。政治屋の政治的姿勢が変わらなければ、直接民主政治に変える様な憲法を改正せざるを得無い。

 続 く

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