吐露と旅する

きっと明日はいい天気♪

不謹慎

2014-03-21 22:54:30 | インポート
知り合いのお子さんが、入学を希望していた高校に、無事合格しました。
ところが、喜びも束の間、入学準備で大変なことになっているらしい。

入学金、制服、ジャージ、教科書、電子辞書、その他...

「え?電子辞書?」
「そうなの、電子辞書」
「今どきの高校生は、電子辞書なわけですか?」
「おまけに、メーカーや品番も決まってるのよ」

どうやら、電子辞書に入っているデータに、大きな差が出ないようにということらしい。

まあ、分厚い辞書だって1冊数千円するのだから
数冊の分厚い辞書が計量コンパクトな機械(?)ひとつで収まるのなら
逆に安上がりだし、親にとっても、持ち歩く子供に子供にとっても「負担」が軽減される。

「それにしても、電子辞書ですかー」
「電子辞書なのよー」

時代は変わったんだなぁ。

先日、さっちゃんのヘルパーさんと話していて
昔の女子高生(私)と、わりと最近までの女子高生(ヘルパーさん)と
今どきの女子高生を比較していたときのこと。
私は、「ルーズソックス」と、言おうとして、うっかり

「ルーズ(ぴー)ックス」

と、言ってしまい、相手がまだ若い女の子だったこともあり
私は一瞬慌ててしまったのですが
彼女は冷静で、うふふと笑っただけでした。

その笑い方がなかなか良くて
「お?意外と(下ネタ)イケる人かも?」
と、彼女の好感度が上がってしまいました。
不謹慎なんですねどね。

でも、嫌いじゃないかも、「ルーズ(ぴー)ックス」って言葉。

ちなみに、彼女はさっちゃんよりも年下の、電子辞書世代だそうです。




幸せそう

2014-03-20 22:10:44 | インポート
少し混んだ電車の中。

背後から、小さな女の子とお父さんの会話が聞こえてきました。
「少し混んでるね」
「こんでるね」
「座れないから、パパが抱っこしてようか」
「うん」

なんだか、微笑ましい会話。
2人の様子を見たいけれど、わざわざ振り返って見るのも失礼なので、我慢。
その後も、2人はなにやら楽しそうにお喋りを続けます。

電車は、駅をいくつか通り過ぎて
降りる人。
乗る人。
また、降りる人。

「あっちゃん、あそこの席が空いたよ」
「うん?」
「座ろっか」
「やーだー、すわれない」
「なんで?」
「だっこしてるもん」
「座っていても抱っこできるよ」
「やーだー」

あっちゃんは、立ったままパパに抱っこされて
いつもと違った景色を楽しみたいのでしょうか。
それとも、ただの甘えん坊さん?

電車は、またいくつか駅を通り過ぎ
私は、次の駅で降りようと、出口に向かって移動しました。

「あっちゃん、次で降りるよ」
「うん」

やった!同じ駅で降りるらしい。
あっちゃんとパパが見れる!

駅のホームに下りた私は、わざとゆっくり歩いて
あっちゃんとパパが私の横を通り過ぎるのを待ちました。

来た!

紺のジャケットにジーンズ姿の、細身で背の高いパパと
パパに抱っこされた、くまの帽子をかぶった2歳くらいの可愛い女の子。
小さなおてては、しっかりとパパの首に巻きついています。

大好物なんですよ。

パパと小さな女の子のセット
または、おじいちゃんと小さな女の子のセット。

そんなに大事ですか?っていうくらい、大事そうに、大事そうに、抱っこして
とっても幸せそうに微笑んでいる姿を見ると
なんだかもう、ありがたい気持ちになってしまうのです。

いくじなし

2014-03-19 20:51:51 | インポート
雨の降る日のバスの車内。
始発からバスに乗り込んだ私は、空いている席に腰を下ろして
読みかけの文庫本を読んでいました。

2つ目か、3つ目のバス停でバスが停車したとき
何人かの人たちがバスに乗り込んできたので、私は顔を上げました。

    うわ…。

一番向こうの、運転席の近くに、80歳は過ぎていると思われる、高齢のおばあちゃん。
そのおばあちゃんより少し手前に、70代半ばくらいと思われるおじいちゃん。
そして、そのもっと手前に、小さな子供を連れたお母さん。
更に、もっと手前に、スマホを手にしたギャル。
ギャルは、席が空いたら直ぐに座ろうという「イス取りゲーム」の雰囲気満々。

私が声を掛けて席を譲りたいのは、一番向こうのおばあちゃんなわけだけれど
声を掛けるには距離がありすぎるので、おじいちゃんでも構わない。
でも、おじいちゃんに声を掛けるには、お母さんを見なかったことにしなければならない。
でも、彼らと私の間には、ギャルがおる。
私が席を立った瞬間に、ギャルが素早くイス取りをしてしまうかもしれない。

しかし、そもそもこの席は、私のものではないのだから
バスを利用する、全ての人に腰をおろす権利がある。
スマホギャルも例外ではない。

どうする。
どうする、自分!?




結局、どうすることも出来ずに、座り心地の悪い席に座り続けた私は、いくじなしだ。

親バカなのには訳(言い訳?)がある

2014-03-17 20:35:18 | インポート
現在、この『吐露と旅する』で利用させてもらっている、ぷららのこのブログサービスが
6月いっぱいで終了することになってしまいました。

その前に吐露がお世話になっていた『さるさる日記』さんも
確か6月でサービスを終了してしまったのですが

一体、何があるんだ、6月。

まあ、いいや。

それで、先ずは全開同様、吐露を続けるかどうかを考えなければならないのですが
では、ここ数年の間のさっちゃんと私は、どんな日々を
送っていたのだろうと
ぷららに引っ越してからの様子を、さらっと読み返してみました。

バカですねー。自分。
色んな意味で、バカ。

親バカ。
そして、時々色んな大切なものが見えなくなる、普通のバカ。
更に、大切なものを見失って、ここぞという選択を間違える大バカ。

さっちゃんは、数年前まで、心の中にある不安や辛い気持ちを
人を驚かせるようなイタズラや、他害行動や自傷行為などで、一生懸命訴えていました。

でも、私は、対応におわれて混乱するあまり
自分のことを、なんて不幸で可哀想なんだろうと勘違いして
さっちゃんの不安や辛い気持ちを、すっかり見失っていました。

気持ちを訴えているのに、肝心のお母さんにちっとも気付いてもらえなくて
悲しくて、不安になって、また辛くなって繰り返される行為。
表情も、いつもイライラしておて、険しい顔をしていた様に思えます。
そして、そんなさっちゃんを受け止めきれずに
自分のことばかり考えている駄目なお母さん。

恐るべき悪循環です。

さっちゃんが通っている「Lifeさん」の職員のAさんの助けがなかったら
おそらく、この悪循環から抜け出すきっかけすら見つけられなかったでしょう。

さっちゃんは、現在「Lifeさん」と、「Heartさん」、2ヶ所の生活介護事業所に通いながら
毎日、笑顔で楽しく暮らしています。

通っている建物も、通っているお友だちも、以前とそんなに変わっていません、
変わったのは、職員さんの顔ぶれと、対応。

改めて考えると、たったそれだけのことで(たっという表現は違えのかもしれないけれど)
こんなにも大きく変わるのかと思ってしまうのですが
事実、今のさっちゃんの笑顔は、春のお花のように明るくて可愛らしく
そして、穏やかです。

そんな状況を、2人で乗り越えちきたからこそ
今のさっちゃんが
可愛くて愛しくて、たまらないのです。
さっちゃんの笑顔を見ているだけで、幸せな気持ちになるし
毎日、「かわいいね」「大好きよ」と、何度も伝えています。

なんだ、私の親バカには、そんな.裏事情があったのか。
じゃあ、親バカでいいじゃないか。うん。

で、6月以降の吐露をどうするんだって話でしたね。
さて、どうしようか。