愛と自由に満ちた幸福な生活は公平であるべし、人権・平等・平和が生きる人の権利

原理  自由・愛・公平
原則 人権・平等・平和
命をつなぎ、知識を伝へ発展した文化・科学
人々の想いを伝承

続3 生きる力 負の連鎖 支配と服従から自立へ

2014年06月17日 | 生きる力 ?道徳

 フェミニズムの旗手、ボーヴォワールは「人は女に生まれるの
ではなく、女になるのだ」私が40年以上前に理解した言葉は
 「女性として生まれるのではなく、女性として育てられる」
その発展として、「人は人間として生まれるのではなく、人間と
して育てられる」でした。
 支配と服従から自立へ、社会の中で自由な自我の確立は自分一
人では不可能です。社会の変革が必要です。イジメ、自殺、ニー
ト、DV、ストーカー、アダルトチルドレン等の社会問題の他、自
我の喪失、修復に悩む多くの人々、否 総ての人は悩まされてい
るのが現実です。共依存の状態ですが、それを補完する思想が正
当性を訴えます。人は習慣で生きる保守的な生命です。壁に突き
当たらなければ、変革を望みません。
 個人の尊厳、支配と服従、差別は密接に関連しています。概念
に含まれる支配と服従の思想を不断に排除する努力をしなければ、
知らず知らずの内に占有されてしまいます。日々自我の抑圧に抗
し、点検する必要があります。そこに宗教の必要性が有るとも言
えますが、因習たる宗教に支配される弊害もあります。
 私達は言葉に囚われている。身体的、精神的に囚われている。
母の胸から幼児へ、児童から青年、大人へと成長する過程で、親
や集団社会の知識、掟が刷り込まれます。親やその社会が受けつ
いできた知恵がなければ、私達の存在すらも無いとは言え、人間
の自立、矛盾ある社会での自立、それを阻む負の遺産を授受する
負の連鎖があります。習い覚えた習慣や様式、形が無ければ総て
は停滞するとは言え、大きな代償であり宿命です。

 アダルトチルドレン アルコールにおぼれる人はしつこい、飲
めば日頃の抑圧から解放されるのか? トラウマは子供が心を傷
つけられる言動や暴力を受けて心や人間関係に障害を持つ。家庭
の中が「安全な場所」として機能しない家庭で育ったために、大
人になっても「生きづらさ」を感じている人々。機能不全家族、
成人してもなお精神的なトラウマを持ち、 歪んだ思想・観念を全
身に受けながら生活しなければならない。そして、子供としての
時期に学ぶべき社会ルールや愛情を学ぶことができず、親や家庭
に過大な気遣いをしながらの生活を余儀なくされ、歪んだ自動思
考を身につける事が多い。機能不全家族の中で育った子供が、自己
の配偶者としても同様の歪んだ価値観をもったパートナーを選ぶ
場合が多く、成人してからも同様に不遇な人生を選んでしまう場
合が多々あることである。自らの機能不全家族の経験や、健全家
族の経験の欠如から、世代間連鎖によって、新たな機能不全家族
を生み出す。
WIK

 強い恐怖心や被害者意識を持っていると、人の頭は絶えず働き続
けています。人に対しての言い訳や怒りの感情が発生します。過去
の出来事を総ざらいし、エンドレスにその理由を考え続けます。自
己の正当化に疲れ、自尊心がやせ細り、被害妄想と自己中に落ち入
ります。最悪は復讐を正当化するに至ります。逆に、抑圧が自らの
行動に責任を持たない。意志決定力不足は他者依存や自己喪失とな
って表れます。
 封建社会では因習が正義でした。親が生きた様に生きる。変化の
時代にあっては、変化自体が争いの種になります。自我の確立は個
人の尊厳を識ることです。差別や偏見を感じる心を養い、主張でき
る強さを持つ必要があります。
 たくましく やさしさありて たのもしい  司馬

映画に描かれた "海軍予備学生" 「出口のない海」

  返信 竹内マリア
大好きな ほほえみを 失った今でも 心が覚えてる 温かいあなたの手
 ・・・  ・・・  ・・・
読まれないこの手紙 それでも書かせて 永遠の愛をこめた 私からの返信  魂に届くように




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