崇徳天皇になぜかひかれ、ここは2度目である。神社のような感じだが、寺の名前「天皇寺」
は崇徳天皇に由来する。
保元の乱でここ讃岐国阿野郡西庄村に流されてきた崇徳天皇を祀った白峰宮の別当寺となり
天皇寺という。崇徳上皇を祀る白峰宮に隣接している。
明治神仏分離令で崇徳上皇社は白峰宮となる。1164年崇徳天皇が崩御したとき、京都から
の沙汰があるまで二十日間遺体は八十場(寺の西の方にあり大和武尊言い伝えがある霊泉)
に浸し保存され21日間すぎたのちも、上皇の顔はまるで生きているごとくだったそうな。
やがて上皇は荼毘に付され、妙成就寺と並んで建てられた白峰宮に祀られた。
このことから妙成就寺は「天皇寺」と呼ばれるようになり白峰宮は「天皇さん」と呼ばれていたが
現在は「八十場」と呼んでいる。
上皇は、阿弥陀如来を守護仏とされていたという。
天皇寺の正面にある明神鳥居の左右に小さめの鳥居がありこれは聞くと全国で3ヶ所しかない
珍しい鳥居だそうだ。横に源頼朝寄進の下乗石、上段には崇徳天皇社が配置されている。
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺
御本尊 十一面観世音菩薩
真 言 おんまか きゃろにきゃ そわか
宗 派 真言宗御室派
開 基 弘法大師
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