あたたか～なタオルの帽子（戻らなくちゃ）

これね～、
ＳＯのコーチ達の手作り。
全部で11個も紙袋に入ってた。
いや、それ以上に、まだ作りかけの帽子もあるんだって。
抗がん剤でハゲチョビだよ～って言う私のために、
ミーティングの後、残ってみんなで作ってくれたんだって。
タオルは、ファミリー達の持ち寄りなんだって。
その帽子がたくさん入った紙袋に、美味しいチョコレートのお菓子が２つ入ってた。
大好きなチョコレートのおまけつき！


と・・・説明しますと、

ＳＯって、スペシャルオリンピクスの略です。
私がコーチとして参加していたのは、水泳のプログラムです。
知的障がいのある子供たち（アスリートって言います）とファミリー（アスリートをフォローする人たち。家族とか）とコーチで、
みんなで協力して水泳を通して、成長するのを手伝ったり、自立に向けて応援したりするボランティアのプログラムです。

私はそこでコーチをしてました。

楽しかったな。
みんな、一生懸命でかわいかった～。
ほんの少しだけでも、いつもよりステップアップしたときには、
私もキャーキャー言ってはしゃいで大喜びして、
アスリートよりも私がデキルヨロコビに感激して成長させてもらってたんだよね。



その、ファミリー・・・子供たちのお母さん達の持ち寄ってくれたタオル。
そのタオルを、先輩コーチ達が、チクチク手縫いで、
私のために。

こんなへっぽこな私のために。

なんて、優しいんだ。なんて、すごい人たちなんだ。



「乳がんになっちゃって、しばらく参加できない」
って報告した時も、みんな励ましてくれて、待ってるよって言ってくれた。



コーチの仕事は冷えるから免疫が落ちる・・・・・だからやめよう。
って考えてたんだ。

でも、だめだ。戻らなくちゃ。
ＳＯに戻る。コーチ達と一緒に水泳教える！！
子供たちの所に、戻らなくちゃ。お母さん達も待っててくれてる。

冷えが心配なら、ウェットスーツでも着てやるさ。

あたしゃ、戻るよ！！


すっごく嬉しかったんだ。
みんな、いい人です。優しいです。嬉しいです。
なんてあたたかな人たちなんだ。

待っててね。