タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪新釧路川のオオハクチョウ余録≫

P1080080 前日、二十五日の投稿で記述したいことが残っていたので、再びオオハクチョウに登場してもらった。
 鳥取橋近くの新釧路川左岸で結氷していない箇所に群れていた二十数羽の中に、右足に足環をつけた個体が一羽いるのを、写真(下段<左>)を整理していて発見。川の中ほどで氷の上にオジロワシが止まっているのは、前日その場で見つけたが、距離があって光学十倍ズームのデジカメでは鮮明に撮れなかった。
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 このオオハクチョウの足環は、日本の環境省に委託された山階鳥類研究所か、あるいは外国の標識センターが行っている鳥類標識調査(Bird Banding)の標識と思われる。野鳥を捕らえて標識調査を行うのは、特別な許可を得た有資格者の鳥類標識調査員(バンダー)でなければできないし、足環をつけた生きた鳥を発見しても、許可を有しない普通の人は捕獲が認められないので、標識の回収報告をするのは困難だろう。
 オジロワシは、主食の魚類を求めて海岸や大きな河川に姿を見せるというが、新釧路川では珍しい。1月25日付『北海道新聞』夕刊・第1面に、釧路市阿寒町の阿寒国際ツルセンターの給餌場で、タンチョウの昼食として与えられるウグイを奪いに十羽ほどのオジロワシが飛来し「熱き争奪戦」が行われる、という記事が写真とともに載っているので、そのうちの一羽が、たまたま街中の大川まで飛んできたのかもしれない。

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