タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

タマチョレイタケは珍なるキノコと思いきや

 タモギタケを求めて、女房と二人で弟子屈町川湯のサワンチサプ山麓の森に分け入った。「ヒグマ出没」地帯なので、ザックに鈴をつけ、二人があまり離れないように注意しながら、ここぞという場所を探したが出ていない。
 諦めかけたとき、「タマチョレイタケ見っけ」と女房の声。「タマ」なる珍しい名称に、よほど「チン」なるキノコかと近づいて見ると、端正な形と穏やかな色のごく普通のキノコだった。地中の菌糸が固くかたまった「タマ」状の菌核から発生するという。
 傘は淡黄色、浅いじょうご形で中央がやや窪み、黄褐色の平らな鱗片を帯びる。下面はヒダではなく白色の管孔。女房が周囲を掘って菌核を出してくれたが、写真では陰影が濃く、周囲の黒い土と区別できなくて残念。

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