タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪北門信用金庫・元職員が業務上横領容疑で逮捕≫

<滝川市にある北門信用金庫本店>

Photo 2008 年(平成 20 年)5月に、「14 人の定期預金口座を、 無断で解約するなどして、 7, 500 万円を着服したとして、 懲戒免職処分 」(4月 14 日付『 北海道新聞 』夕刊・第 14 )されていた、 北門信用金庫・元職員が 14 日、業務上横領容疑で北海道警砂川署に逮捕された。
 昨今は、 全国で金融機関職員の不祥事が後を絶たず、 顧客情報の紛失あるいは漏洩事件も多発している。 預金者にスズメの涙の利息しかつけないのに、無断で元金を引き出すとは言語道断である。○○信金とか□□銀行などと格好をつけても、悪徳高利貸しと何ら変わらない。

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 北海道内の第二地銀・北洋銀行は、平成 21 年7月6日、 札幌市中央区の旭ヶ丘支店で1万6千余件の個人情報を紛失したと発表(11月7日付『讀賣新聞』第35 面参照 している。 誤って廃棄した可能性が高く外部には流出していないと強調するが、誤って廃棄すること自体に問題があることを認識すべきである。
 さらに、 同年8月 11 日には、 江別中央支店副支店長が、顧客の普通預金から90 万円余を着服し、 懲戒解雇( 8月 12 日付・同新聞・第 27 面参照 )されているから、 毎度お馴染みの「 内部管理体制の充実強化」は、飾り文句に過ぎないと知れる。
 第一地銀の北海道銀行も、 平成 22 年2月12 日、 顧客情報2万4千 600件を紛失したと発表( 10 年2月 13 日付『讀賣新聞』第 29 )し、 誤って廃棄した可能性が強く、今後、情報管理を徹底すると陳謝しているが、なに、これまでと扱いが変わることはないだろう。始めから、客を客とは思っていないのである。
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