昨日の雨でハナイグチが…と女房が遠慮がちに言うので、本日、九月一日は、オンコの剪定を休んでちょっと山にキノコ採りに出かけたが、体調がよくない私はお昼を前にして足がもつれた。
私の知らない、キノコの仲間内で女房が出かける東遠矢の山林で、ヒグマが出没する山でないことを私に見せておきたいという気持ちもあったのだろう。友人の女性と二人で来る場所だという。ま、ここならヒグマへの配慮は不要だ。しかも、目指すハナイグチ(写真上)とシロヌメリイグチ(写真下)は大量に採れた。万々歳!
写真上段<左>二枚はシロヌメリイグチ、上段<右>二枚と下段四枚はハナイグチ。どちらも傘の色の濃淡の差が大きいが、色の違いによる食味の違いはなく、滑りがあって美味な食茸である。比較的樹齢の若いカラマツ林に発生するが、道東では発生に適した樹齢の笹地でない植林地が少ないうえに、昨今は建築用合成材としての需要が増大し、伐採によるカラマツ林自体の消滅が、ハナイグチ愛好者を落胆させている。北海道では、民有林をもとにした林業で生計を立てることが困難で、計画的な植林が行われていないため、常に一定樹齢のカラマツ林相が存在する環境にないことは残念である。
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