釧路市内で十二月初旬にまとまった降雪があるのは珍しい。三日午後に本州の太平洋側と日本海側を二つの低気圧が北上し、四日に一つにまとまって北海道東部を通過しオホーツク海に抜けたため、釧路・根室館内では内陸部を中心に今冬初の本格的な降雪があった。釧路市内で、三日午後二時の降り始めから四日朝までに5㌢、阿寒湖畔では26㌢の降雪量だった。
低気圧に吹き込む湿った西南西の風が吹き付ける雪は水分を含んで重く、朝から始めた我が家の敷地内外の除排雪作業は夕刻まで続いた。五日も、低気圧が通過した後に寒気が入り、石狩・空知・上川地方で猛吹雪となり、釧路市内でも午前中に降雪があったが、量は少なかった。
写真上下段の雪をかぶった庭木は六日早朝の撮影。ベニシタンの赤い実が雪をかぶって風情があるが、これ以上の降雪量だと庭木の枝折れの心配が生じる。体力があって元気な頃は、勤労感謝の日までに、根曲がり竹を組み筵を捲いて枝折れ防止作業をするのが初冬の庭仕事の定番だったが、元気がなくなるにつれて枝を縄で縛って窄めるだけとなり、今季は、古希を目の前にして、とうとう自然の成り行きに任せ、枝折れ防止作業はやらずじまいとなった。
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