タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ ウォーキング余録(ツグミ)≫

P1010233 三月二十二日午後、あまり時間的余裕がないため、ウォーキングは、武佐二丁目と三丁目を分ける市道<緑ヶ岡若草通>に出て、釧路市立湖畔小学校の校舎を右手に見ながら市道<旭橋通>を南西に下り、<コープさっぽろ>で買い物をし、小一時間で帰宅した。
 僅かに残っている街路樹のナナカマドの実を数羽のツグミが啄んでいたので、カメラを向けた。警戒心が強く、近づくとすぐに居場所を変えるので、撮影はなかなか難しい。一羽だけ木に残ったのをかろうじて撮ることができた。
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 飛び去った数羽のうち二羽がめずらしく道路端の雪山の上に移動し、正面と横からツグミの特徴がよく分かる姿を捉えた。背と尾は褐色で、翼に栗茶色の部分がある。眉斑と腮から上胸はクリーム白色。脇と胸から腹にかけて黒褐色に白い羽線があり、鱗模様に見える。
 終戦後しばらく、私が子供だった頃、田舎家の聚落では、カスミ網でスズメやツグミを大量に捕獲する大人がかなりいた。許可を持たない者のカスミ網の使用は、鳥獣保護法により昭和二十二年から禁止されていたから、密猟が横行していたのだ。それだけ需要があったということだろう。

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