前日のNHKテレビの天気予報で、十九日の網走地方は<曇り後晴れ>だったので、田舎家の敷地の草刈りに出かけた。
四時三十分起床、釧路特有の海霧の中を五時出発。女房の運転で田舎家に向かう。田舎家のある聚落は、十数戸の畑作農家を除いて、今や極端に老齢化が進み、空き家が目立つ。
荒れ果てた庭に夏草を繁りっぱなしにしておくと近隣に迷惑をかけるので、少なくとも年に一度、六月下旬に草刈りをするのが慣わしとなって久しい。 五十歳代までは、三百九十坪の敷地を一日で刈り終えることができたが、六十歳代後半に入ってからは、一泊して二日がかりの辛い仕事となった。
今年は、女房も刈り払い機を使ってくれるというので、家屋の北側一面に自然に育った(多分、小鳥が種を落として芽生えたものと思う)ラズベリーの株の周囲の雑草を手鎌で刈ってもらい、その後は二人でエンジン音を響かせ、作業に精を出した。しかし、慣れない作業で疲れたため、結局、奥四分の一を刈り残して午後三時に終了とした。 写真中段<左>は、平成十五年に30㌢の実生苗を植えたミズナラ三本とトドマツ一本。<右>はウド・ツツジ類・エゾシャクナゲ等が密植状態になっている。写真下段は、釧路で育てたタラノキ実生六年苗十五本を、平成十九年に田舎家の庭に移植し、最終的に活着した三本のうちの一本。他は、フキとの生存競争に敗れ消滅した。
写真には撮らなかったが、ラズベリーの株は、昨年から女房が手鎌で雑草を刈り取り始めたため、著しく生長し、数も増えている。まだ開花していないが、蕾が相当数付いているので、女房は秋のジャム作りを楽しみにしている。
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